ワインの保存

ワインを家で保管は不安!?レンタルセラーサービスで最適環境保管

ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。

選び方や注意点について記事書いてます
→「お店によって特徴が全然違う!?定期的にワインが届くサブスクを紹介

ワイン好きなあなたなら、一度はワインセラーの購入を検討したこともあるのではないでしょうか。

「ワインの保管場所は確保したいけど、費用と場所の負担を考えると踏み切れない」

もしもあなたがそんな悩みを抱えているなら是非知っておいてほしいのが、ワイン保管サービスの存在です。

使い方によってはワインセラーを購入するよりも良好なワイン保管環境で、費用も抑え、場所も取らない、

ということが実現できる素晴らしいサービスなんです。

この記事ではセラー購入と保管サービスそれぞれの特徴をお伝えして参ります。

あなたとっての最適なワイン保管方法を見つけるお手伝いになれば幸いです。

ワイン保管サービスとは

その名の通り、ワインを預かってくれるサービスのことで、レンタルセラーとも呼ばれています。

主に倉庫会社やワインショップが運営しており、専門知識を有したプロがそれぞれのワインに合った方法で安全に管理してくれます。

一日単位から数年にわたるまで好きな期間預けることができ、

  • 自宅にワインセラー設置のためのスペースがない
  • ワインが飲み頃を迎えるまで熟成させたい
  • 高額なワインを自宅のセラーより安全な場所で保管したい
  • 将来の大切な日に飲むためにワインを保管したい
  • 引っ越しやセラー故障の際、一時的にワインを預けたい

などのニーズに応えてくれることから、近年人気が高まっています。

ワインを保管する環境

ワインが美味しさを維持するために必要な、以下の環境で預かってくれます。

  • 温度13℃~15℃
  • 湿度75%前後
  • 光が届かない暗所
  • 強い匂いのない場所
  • 振動を避ける

また多くのレンタルセラーでは自家発電設備を確保しています。

自宅に設置したワインセラーと違って停電の際にも保管環境を維持してくれるのは安心ですし、

万が一、過失や事故による破損等があった場合に補償を備えているサービスもあります。

ワインを長期保存する注意点の詳細はこちら

利用の流れ

サービス提供会社によって細かな違いはありますが、大まかには以下の流れで利用できます。

  1. 申し込み(WEB/電話)
  2. 発送または店舗に持ち込み
  3. 保管
  4. 支払い
  5. ワイン引き出し

保管期間は一日単位、また月単位のサービスがあります。

レンタルセラーとセラー購入、どっちがいいの?

レンタルセラーはワインに最適な環境で保管してくれるサービスです。

しかしそれでは自宅でワインセラーを購入し保管するのとでは、どちらが良いのか迷いますよね。

長期でレンタルセラーで保管するのと、ワインセラーを購入するのとでは、どちらが費用面で効率的なのでしょうか。

それぞれのメリット・デメリットありますので、それを知った上であなたに合った保管方法を検討していきましょう。

費用の比較

結論としてワインの本数と保管期間によってどちらの費用が大きいか変わります。

  • レンタルセラーは本数と保管期間に費用が比例する。
  • 自宅にセラーを設置する場合、購入費用以外に電気代がかかる。
  • 収納本数が多い大型のものほど購入価格は高くなる。

例えば1本しかワインを保管しないというのであれば圧倒的にレンタルセラーのほうが安いです。

いったい何本くらい、どれくらいの期間預けるとセラーのほうが費用が安くなるのでしょうか。

そこで「6万円のセラーを購入した場合」と「1本100円/月で預ける場合」という条件で費用を比較してみます。

ワインを10本保管する場合

10年間保管した場合

購入、レンタルセラーともに12万円。

保管期間が10年未満ならレンタルセラーが安く、それより長ければ購入したほうが安いという結果になりました。

ワインを20本保管する場合

20本保管する場合には3年保管すると購入したほうがお得という結果に。

  • セラーをいくらで購入するのか
  • セラーの電気代はピンキリ(500円~2000円)
  • レンタルセラーの価格プランもピンキリ

これらのことから必ずしもグラフどおりの費用になる訳ではありませんが、

保管する本数が多い、期間が長いほどワインセラーを購入するコスト的メリットは大きくなる

という傾向があるのは間違いありません。

レンタルセラーのメリット・デメリット

メリット

  • 自宅のスペースを圧迫しない
  • 専門家がワインを管理してくれることによる品質維持の安心感
  • 地震や停電時も保管環境を維持してくれる

デメリット

  • 好きなときにワインを手に取ったり飲んだりできない
  • ワインを預ける・引き出す手続きの手間

セラー購入のメリット・デメリット

メリット

  • いつでもお気に入りのワインを見られる、手に取れる、飲める
  • 自分の手でワインを育てている実感が得られ、より愛着が湧く
  • インテリアとしての価値

デメリット

  • 自宅のスペースを圧迫する
  • 地震や停電時に機能が停止し、保管環境を維持できない
  • 電気代がかかる(約500円~2,000円/月)
  • ペットや小さな子供がぶつかる心配がある

主要なレンタルセラーサービス3社を比較

続いては、主要なレンタルセラーサービス3社をご紹介します。

あなたの保管したい用途(期間、本数など)によって適したサービスが違いますので、

3社の中で自分に合ったサービスを見つけ出してください。

テラダワインストレージ

出典:テラダワインストレージ ホームページ

ボトル1本から預けられる手軽さが特徴のレンタルセラー。

預ける本数が少ない場合にオススメです!

ワインの状態を確認してくれるなど、保管以外のサービスが充実しています。

費用(税込)

  • 保管料 99円/本/月
  • 来館持ち込み料 3,300円+(100円×本数)
  • or 送料 実費(自分で運送会社を手配)

シミュレーション!1本を3年預けた場合(税込)

6,964円

内訳

  • (保管料)99円×36か月=3,564円
  • (持込料)3,300円+100円=3,400円

サービス

情報管理

届いたワインの写真撮影した上、銘柄・生産者などをデータ化した上、

マイページから預けたワインの参考市場価格を見ることができます。

状態チェック(有料サービス)

スタッフが預けたワインに液漏れ・コルク浮きの有無などの異常がないかを目視し、

撮影した写真データを送ってくれます。

(サービス終了)Day倉庫ワイン保管サービス

出典:Day倉庫 ワイン保管サービス

1日単位での保管料の設定、4本までは同料金で利用できることが特徴です。

正直一本あたりの費用は比較的高めですが、「引っ越しのときだけ預ける」「購入から1~2週間後に飲むことが決まっている」など短期で預ける場合に便利です。

費用(税込)

  • 保管料  31円/1~4本/日
  • 送料   2,860円(往復)
  • 作業料  63円
  • 専用BOX 2,189円

シミュレーション!4本を3年預けた場合(税込)

※こちらのサービスは1本でも4本でも費用が変わらないので4本預けた場合で計算します。

39,057円
(1本あたり9,764円)
  • (保管料) 31円×1095日=33,945円
  • (送料)  2,860円
  • 作業量  63円
  • 専用BOX 2,189円

サービス

専用BOX

購入した箱は繰り返し利用することができます。

2回目からの利用ではBOXの購入費用がかかりません。

補償

専用BOX1箱あたり限度額50,000円までの補償が漏れなくついています。

エノテカ ミックスセラー

出典:エノテカ ホームぺージ

ワイン専門店、エノテカが運営するレンタルセラーです。

4本以上を預けるならこちらが最もコストを抑えられます。

エノテカの実店舗、または販売サイトで購入したワインをそのまま預けるといった使い方もできます。

費用(税込)

  • 保管料  275円/1~6本/月
  • 送料   2,112円
  • 専用BOX 1,650円

シミュレーション!6本を3年預けた場合(税込)

※こちらのサービスは1本でも6本でも費用が変わらないので6本預けた場合で計算します。

13,662円
(1本あたり2,277円)
  • (保管料) 275円×36か月=9,900円
  • (送料)  2,112円
  • 専用BOX 1,650円

サービス

専用BOX

購入した箱は繰り返し利用することができます。

2回目からの利用ではBOXの購入費用がかかりません。

補償

1本あたり限度額10,000円までの補償が漏れなくついています。

エノテカで購入したワインは一本から預けれられる

エノテカで購入したワインなら1本/66円で預けられます。

これはテラダワインストレージの1本保管料の2/3程度の価格です。

正直、エノテカでワインを買うならこの預け先以外の選択肢はないと言っていいと思います。

まとめ

  • レンタルセラーはワインを預かってくれるサービス
  • ワインは適切な環境で保管する必要がある
  • 本数-少、保管期間-短ならレンタルセラーが安い
  • 保管の安心感はレンタルセラーのほうがある
  • テラダワインストレージは本数が少ない場合に有効
  • Day倉庫は保管期間が短い場合に有効
  • エノテカは4本以上、一か月以上の場合に有効

今回の記事ではレンタルセラーとセラー購入の長所短所、

各レンタルセラーサービスの特徴をご紹介してきました。

ワイン好きな人にとってセラーを家に設置するかどうか、一度は悩むところだと思いますが、

今回の記事がその悩みを解決するきっかけになってくれることを願っています。

これからも素敵なワインライフをお過ごしくださいね。

ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。

選び方や注意点について記事書いてます
→「お店によって特徴が全然違う!?定期的にワインが届くサブスクを紹介

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)