ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。
選び方や注意点について記事書いてます
→「お店によって特徴が全然違う!?定期的にワインが届くサブスクを紹介」
ワインを買って家で飲んだときに、1本飲みきるのってちょっと難しいと感じたことはありませんか?
全部飲みきれずに、少し残ってしまったりすることがあるかと思います。
そんな時に、残ったワインを料理の調味料として使えると、無駄にしてしまうことがなくなり嬉しいですよね。
しかもワインを料理に使うことは、たくさんのメリットがあるということも分かっています。
今回は残ったワインを料理に使うと、どんなメリットがあるのかをご紹介しますね。
また、ワインを上手く活用することのできる料理のレシピもご紹介するので、ぜひ、お家に余っているワインで試してみてください。
開栓後のワインはどれくらい日持ちする?
そもそも、一度開けたワインはどれくらいの期間で飲みきらなければいけないのかを知っていますか?
まずは一度開けたワインが、どのくらいの期間日持ちするのかを知っておく必要がありますよね。
結論から言うと、ワインには明確な賞味期限は決まっておらず、ワインの瓶やラベルにも賞味期限は書かれていません。
ワインに腐るという概念はなく、年を重ねるこどに熟成されていくと捉えるからです。
しかし、ワインには品種によってそれぞれの「飲み頃」があり、
飲み頃はワインを開栓しているかどうかによっても変わってきます。
例えば、ハウスワイン(テーブルワイン)と書かれたワインは、早飲みタイプのワインと言われていて、
買ったときが飲み頃とされるので、購入後は早めに飲む方がいいですし、開栓後はその日のうちに飲みきるのがおすすめです。
お店で2,000円以内で買えるワインは全てハウスワインなので、早めに飲むようにしましょう。
その他のワインが、開栓後どのくらいで飲みきるといいのかは、種類によって違います。
- スパークリングワイン→1〜2日以内
- 白ワイン→1〜2日以内
- コクのある白ワイン→2〜3日以内
- 赤ワイン→3〜5日以内
- 高級な赤ワイン→1週間以内
開栓後は冷蔵庫に縦置きで保存するのが最適です。
こうして見ると、どのワインも開栓後は数日以内と期間が短いですね。
この短期間で飲みきるのは少し難しいかもしれません。
飲みきれずに飲み頃を過ぎてしまったワインは、味も落ちてしまうので、やはり料理に使ってしまうのが良いのではないでしょうか。
ちなみに、うっかり開栓後に飲み忘れてしまっていた場合、匂いを嗅いでみてください。
雑巾のようなカビ臭さを感じたのであれば、そのワインが悪くなってしまっているサインなので、残念ながら処分するしかありません。
ワインは料理に使うのはメリットだらけ
ワインによって開栓後、どのくらいで飲みきると良いのかがわかりましたね。
もし、その期間中に飲みきれそうにない場合は、料理に使ってしまえば、ワインを無駄にしてしまうこともなくていいですね。
しかも、ただワインを無駄にしないだけではなく、ワインを料理に使うことは、実は他にもメリットがたくさんあるんです。
魚や肉の生臭さを消す
これはワイン以外のお酒にも言えることですが、お酒に含まれるエタノールには、殺菌効果があります。
そのため、魚や肉を調理前にワインに漬け込んでおくことで、臭みの成分を殺菌して、嫌な臭みを消してくれますよ。
お肉をジューシーにする
肉料理の魅力といえば、柔らかさやジューシーさではないでしょうか。
そんなジューシーなお肉に仕上げるには、赤ワインが最適です。
赤ワインに多く含まれるポリフェノールの一種のタンニンとミオシンと呼ばれる成分が、
お肉の表面で複合体を作ることにより、お肉の表面がブロックされ、中の肉汁が逃げ出さないようにしてくれます。
それによりお肉の中の肉汁や水分が保たれ、ジューシーな仕上がりになるのです。
また、タンニンにはお肉の美味しさを引き出す効果もあると言われているんですよ。
殺菌効果で食材の安全性を高める
生牡蠣など、細菌が多く含まれていると言われる貝類は、食あたりなどもよくありますよね。
こうした食べ物には白ワインが効果的です。
白ワインには、phと言う酸性と塩基性の基準数値が酸性に傾いていることや、
白ワインに含まれる水素イオンなどが食品の細胞膜の中に入り込むことができるので、細菌を死滅させてくれる効果があります。
更には、アルコールに含まれるエタノールとのダブルパンチで、強力な殺菌効果が発揮されますよ。
調理前に白ワインに漬けたり、調理過程で他の調味料と同じく白ワインを少し加えるといいですね。
料理の香り付けに便利
お酒には臭みを消す効果があると言うことは既にお伝えしましたが、ワインには臭みを消すだけではなく、香り付けの効果もあるんです。
高級アルコール(バラなどの香りがある)や、アルデヒド類(ナッツなどの香りがある)には、コハク酸と言われる有機酸の香りが食材にプラスされます。
これにより、シンプルな食材や料理であっても、酒由来の豊かな香りを感じることができるようになり、
料理がより美味しく感じられるようになりますよ。
ワインを使ったおすすめ料理
いざ、ワインを料理に使ってみようと思っても、どんな風に活用すればいいのか悩みますよね。
そこで、赤ワインと白ワインを使ったおすすめの料理のレシピをご紹介します。
ご自身の好みの料理を見つけてくださいね。
ちなみに、シャンパンやスパークリングワインを料理に使いたい場合、辛口の物であれば、
開栓後、だんだんと炭酸が抜けて白ワインと同じ感覚で料理に使うことができますよ。
ただし、甘口の場合は甘さが料理に出てしまうので、想像していた味とは違うと感じてしまうかもしれませんので注意してください。
旨味たっぷり、絶品ビーフシチュー
牛肉と相性が良い赤ワインを使って、ビーフシチューを作ってみてはいかがでしょうか?
特に牛すじを使ったビーフシチューに、赤ワインを加えることで、牛すじがホロホロと柔らかい仕上がりになり、絶品ですよ。
ジューシーな煮込みハンバーグ
こちらもお肉との相性が良い赤ワインをソースに使います。
煮込みハンバーグにすることで、赤ワインを加えたソースが染み込んでジューシーで、更に旨味が増しますよ。
煮込む前に一度ハンバーグを焼いて、そのフライパンでソースを作り、再びハンバーグを煮込むので、
洗い物も少なくてすむのもおすすめのポイントの1つです。
炊飯器で作れる!?洋風デミグラス角煮
この料理も赤ワインを使うのですが、ポイントは赤ワインで玉ねぎを煮込むことです。
そうすることで、食べたときに赤ワインの香りがフワッと香り、高級感溢れる仕上がりになりますよ。
また、炊飯器を使うので、あく取りなどの煮込んでいるあいだの手間がかからないのも嬉しい点です。
レンジで作れる!?ローストビーフ丼
ローストビーフを家で作ろうと思うと、かなり手間がかかるイメージではないでしょうか?
そんなローストビーフがレンジで作れるなんて、魅力的ですよね。
しかも、レンジでの加熱時間はたったの7分です。
この料理にも赤ワインを使用し、醤油と合わせてさっぱりとした漬けダレとして残ったワインを活用することができますよ。
ポカポカあったまるクラムチャウダー
スープ中でも人気の高いクラムチャウダーは、白ワインを加えることで、風味やコクをプラスすることができます。
あさりや野菜をたっぷり使うことで、栄養も満点で嬉しい一品です。
フライパンで簡単!シーフードパエリア
白ワインを使ったご飯メニューの定番と言われるのが、シーフードパエリアです。
サフランと白ワインを使うことで、本格的な味わいを楽しむことができますよ。
また、パエリアパンがなくても、フライパンで作ることができるのも助かりますよね。
さんまのアクアパッツァ
アクアパッツァも白ワインを使った代表的な料理の1つです。
魚と白ワインの相性が良く、白ワインの香りが楽しめる料理ですよね。
白身魚で作るのが定番ではありますが、さんまなどの青魚でも作ることができます。
その時期の旬に合わせた食材をうまく使って作ってみてくださいね。
桃のコンポートゼリー
最後に、デザートを作るときにもワインを活用することができますよ。
コンポートを作るときに、白ワインを加えて作ることで、普段よりも少しリッチな味わいに仕上げることができます。
見た目を可愛くピンク色に仕上げたい場合には、皮ごと煮込むのがポイントです。
まとめ
飲みきれなかったワインを、そのまま無駄にしてしまうのではなく、うまく料理に活用できると嬉しいですよね。
また、買ってみたけれど口に合わなかったワインなどがあれば、思い切って料理に使ってみるのもいいかもしれません。
ワインを料理に使うことで、殺菌効果や食材の旨味を引き出す効果もあるのは嬉しいですね。
ぜひ、あなたのお家に余っているワインがあれば、今回紹介したレシピを試してみてください。
ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。
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