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炭酸飲料には氷を入れて飲むので、スパークリングワインにはどうなのだろう?
2015年にスパークリングワインに関して最も権威ある一社が、氷を入れて飲むスパークリングワインを発表しました。
ところで、スパークリングワインに氷を入れるってどうなのでしょうか。
スパークリングワインに氷を入れることで、爽やかにスッキリ飲めるようになります。
実は昔から、スパークリングワインに氷を入れる習慣はあったようですよ。
今回は、氷を入れて飲むスパークリングワインや、氷を使うスパークリングワインのカクテルを紹介します。
ワインに氷って大丈夫?
古代から、ワインを氷や雪で冷やして飲むことは、当時の権力者の特権でした。
わざわざ氷や雪を運ばせていたのですからね。
14世紀のフィレンツェ(イタリア)では、氷で冷やしたワインが好まれ始めました。
1575年頃のフランス王アンリⅢ世の時代には、氷で冷やしたワインがイタリア式食事作法と共に、フランス宮廷に受け入れられました。
イタリアも、フランスも、ワインに氷を入れることを古くから認めているのです。
今でも、南フランスでは、ロゼワインやスパークリングワインと氷の組合せは珍しくありません。
昔から人類はみんな、冷たい飲み物が大好きなのですよ。
実際、カジュアルなワインに氷を入れるというのは、特に問題がない楽しみ方ですよ。
スパークリングワインに氷を入れると、さらに爽やかにスッキリ飲めます。
ワインに氷を入れることに関する詳しい記事はこちらになります、よろしければ参考にしてください。
ワインに氷を入れるのはあり!ロック・ワインを美味しく飲む方法とは?
氷を入れるメリットは?
氷を入れるメリットは、なんといってもすぐに冷えたスパークリングワインが飲めることです。
スパークリングワインの飲み頃の温度は5℃前後で、一般的に冷蔵庫の庫内温度は4℃前後、冷やすにはなかなか時間がかかります。
- 冷蔵庫で2~3時間
- 冷凍庫で15~20分
- ワインクーラーで15~20分
スパークリングワインを早く飲みたいのに、冷凍庫に空いているスペースがないとか、ワインクーラーに使うほど氷がないとか、大惨事ですね。
氷を入れれば、すぐに冷たいスパークリングワインが楽しめます。
スパークリングワインは甘口と辛口、バランスがいいものなど幅広くあります。
アルコール度数は10%〜12%のものが多く、ワインより少し低いです。
特に、ちょっと甘口のスパークリングワインは、冷やさずに飲むより氷を入れた方がおいしいと感じますよ。
氷を入れる注意点は?
「氷を入れるとスパークリングワインの味が薄くなりそう」という声が聞こえてきそうですね。
確かに、氷が溶けていくので味は薄まりますので、スパークリングワインを注いで氷を入れたら、早めに楽しむことが大切です。
できれば、グラスも冷やしておいてください。
グラスに氷を入れて、くるくる回せばグラスは簡単に冷えますよ。
その氷を捨ててから、先にスパークリングワインを注いで、氷を浮かべてください。
また、ワインに氷を入れて美味しく飲むためには、氷選びが大切です。
コンビニやスーパーなどお店で、ロックアイスを買って使ってください。
家庭で作るキューブ型の氷に比べて、ロックアイスは溶けにくいだけでなく、透明度が高く見た目にもきれいです。
スパークリングワインについての詳しい記事はこちらになります、よければ参考にして下さい。
スパークリングワインはなぜシュワシュワする?製造法とおいしく飲むポイント
次に、氷を入れて飲む前提で造られた、スパークリングワインを紹介します。
氷と楽しむスパークリングワイン
2015年、衝撃的なシャンパーニュの発売が開始されました。
その名は、「アイス・アンペリアル」、氷を入れて飲むことを前提に造られたシャンパーニュです。
2017年には「アイス・アンぺリアル ロゼ」が加わりました。
ベリーを思わせる甘さが口に広がり、ピンクグレープフルーツのような爽快感は、シャンパーニュカクテルを楽しんでいるようです。
「シャンパーニュの魔法を世界中に」という願いのもと、洗練されたシャンパンを人々に届け、魅了してきたモエ・エ・シャンドン。
270年以上に渡って受け継がれてきた伝統的なスタイルはそのままに、もっと自由にシャンパンを楽しむことができる、新しい提案として生まれたワインです。
アイス アンペリアルの楽しみ方
Step.1 アイス アンペリアルを適温(7~8℃)に冷やしておきます。
Step.2 用意するのは口の広いワイングラスを。アイス アンペリアルを注ぎます。(約120ml)
Step.3 アイス アンペリアルに大きめのアイスキューブを3つ入れて、お楽しみください。
モエ・エ・シャンドン アイス アンペリアル
アイス アンペリアルは、氷を入れて楽しむために造られていますので、氷をいれずにストレートで飲むことはおすすめしません。
このシャンパーニュは、氷が溶けて楽しめるような味わいに仕上げられています。
凝縮されたフルーティさや生き生きとしたフレッシュさといった、爽快で上質な味わいが魅力的なシャンパーニュです。

出典:Amazon com.
モマンドール アイス
世界NO.1のカヴァのつくり手フレシネと、サントリーが共同開発した、ほのかな甘口のスパークリングワインです。
フルーティな風味と程よい酸味のバランスが良く、まろやかな味わいが特長で、しっかりと冷やしてそのままでも、氷を入れても楽しめます。

出典:Amazon com.
マルティーニ アスティ アイス
「氷を入れて飲む」スタイルのために開発された、モスカート・ビアンコ種100%の本格的DOCGアスティ・スプマンテ。
アスティ本来の豊かな香りを感じさせつつも、すっきりとした爽やかな味わいと口当たりが特長です。

出典:Amazon com.
J・P・シェネ アイス エディション
J・P・シェネ アイスエディションは、氷を入れて楽しむために特別に造られた、やや甘口のスパークリングワインです。
グラスに氷と一緒に注ぐと、すっきりとしてフルーティーな香りがグラスいっぱいに広がり、少し氷が溶けると、よりフレッシュな味わいになります。

出典:Amazon com.
最後に氷を使った、スパークリングワインのカクテルを紹介します。
スパークリングワインのカクテルにも氷を!
氷を使うタイプのスパークリングワインのカクテルもあるのですよ。
これらのカクテルでは、スパークリングワインをソーダの代わりに使っているので、氷を入れるのは当然のようですね。
バックス・フィズ
バックス・フィズは、スパークリングワイン(通常はシャンパーニュ)とオレンジジュースのカクテルです。
味わいはさっぱりとして飲みやすいカクテルで、アルコール度数は約6~8度とやや弱めです。
ロンドンの「バックス・クラブ」というクラブの店が名前の由来です。
早い時間帯からでもお酒を飲みたい客のために、周囲から見てもジュースを飲んでいるように見えるカクテルを作ったのが、始まりとされています。
ちなみに、バックス・フィズの「フィズ」は、ベースとなるお酒に酸味の甘味を混ぜて、ソーダで割ったスタイルのカクテルです。
カクテル言葉は、「心はいつも君と」です。
レシピ
【材料】
- スパークリングワイン 60ml
- オレンジジュース 60ml
【作り方】
- タンブラーグラスに氷を入れます。
- オレンジジュースをグラスに60ml入れます。
- 次にスパークリングワインを氷にあてないで注ぎ、満たします。
- バースプーンやマドラー、無ければストローで軽く混ぜます。
- お好みでオレンジスライスを飾って出来上がりです。
ダイヤモンド・フィズ
ジンフィズのソーダをスパークリングワインに変えた贅沢なカクテルです。
レモンの柑橘系の酸味と香り、ジンの風味に加えて、スパークリング・ワインのフルーティーな風味が感じられます。
軽い酸味と軽い甘み、すっきりとした味わいのカクテルです。
スパークリングワインに指定はないため、色と味わいは無限に変化します。
名前の「ダイヤモンド」は、スパークリングワインの弾ける泡をダイヤモンドの輝きにたとえたことに由来します。
レシピ
【材料】
- ジン 45ml
- レモン 20ml
- 砂糖 2tsp
- スパークリングワイン グラスいっぱい
【作り方】
- タンブラーグラスに氷を入れます。
- スパークリングワイン以外をタンブラーに入れてかき混ぜます。
- 次にスパークリングワインを氷にあてないように注ぎ、満たします。
- バースプーンやマドラー、無ければストローで軽く混ぜます。
- お好みでレモンスライスを飾って出来上がりです。
まとめ
昔から、氷や雪をワインに入れて飲む飲み方はありましたし、現在でも地中海沿岸ではスパークリングワインに氷を入れて楽しんでいます。
スパークリングワインに氷を入れるメリットは、
- すぐに冷えたスパークリングワインが飲めること
- 甘口のスパークリングワインは、冷やさずに飲むより氷を入れた方がおいしい
スパークリングワインに氷を入れる注意点は、
- 溶けにくい氷を用意する(例えばロックアイス)
- グラスを冷やしておく
- スパークリングワインを注いでから氷を浮かべる
氷と楽しむスパークリングワインを紹介しました。
最後に、氷を使ったスパークリングワインのカクテルを紹介しました。
暑い季節には、ぜひスパークリングワインに氷を入れて楽しんでみてください。
ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。
選び方や注意点について記事書いてます
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