ワインの種類や銘柄

今世界で人気のワインはロゼ!?日本ではあまり知られていないロゼワインの魅力とは

近年、フランスやイギリス、アメリカを中心に、世界中でブームになっており、ここ10年で世界のロゼワインの消費量は右肩上がりです。

しかし日本ではロゼワインの人気は低く、世界と比べてみてもロゼワインの消費量は少ないです。

日本でロゼワインがあまり飲まれていないのには、ある誤解が原因が敬遠されがちなことが理由として挙げられています。

そこで、今回はロゼワインに対しての誤解を解き、魅力をお伝えしていこうと思います。

この記事を読んで、あなたもロゼワインを飲んでみたいと思うのではないでしょうか。

 

ロゼワインってどんなワイン?

そもそも、ロゼワインとはどんなワインか知っていますか?

ロゼワインと言われて想像するのは、1番の特徴でもあるピンク色の可愛い見た目ではないでしょうか。

「ロゼ」の意味が、フランス語でバラ色のことなので、ワインの色の特徴がそのまま名前になっているんですね。

そのため、バラ色をしているワインを総称して「ロゼワイン」と呼んでいます。

基本的に、ロゼワインは赤ワイン用の黒ブドウを使って造られることが多いですが、特定の品種に限られることなく、

様々な品種のブドウを使って造られるので、産地によって個性のあるロゼワインが造られるのもロゼワインの面白い点です。

味もフルーティーな甘口から、しっかりとしたコクのある赤ワインに近い辛口のような味わいのものもや、ロゼスパークリングがあったりと、種類も豊富です。

そうした点から「赤ワインと白ワインのいいとこどり」と言われたりもしますよ。

ロゼワインはどつやって造られるのか

鮮やかなピンク色が特徴でもあるロゼワインは、一体どうやって造られているのでしょうか。

ロゼワインの造り方はいくつかありますが、代表的な製法の3つをご紹介します。

セニエ法

セニエ法はロゼワインの最も主流な製造方法です。

「セニエ」とは、フランス語で「血抜き、瀉血(しゃけつ)」という意味があります。

これは、中世ヨーロッパで行われていた治療法の名前で、体の老廃物を血液と一緒に抜き取る治療法でした。

この治療法が、ロゼワインを造るときのアルコール発酵の途中で、果汁だけを抜き取る製法と似ていることから付けられたとも言われています。

このセニエ法は、赤ワインを造るのと同じ手順でロゼワインを造る方法で、

まず、収穫したブドウを房から1粒ずつ取り、ワインには必要ない枝の部分を取り除きます。

そして、種を潰さない程度に果汁を搾り、果皮や種と一緒に8〜48時間、タンクで浸漬(マサラシオン)をして、果皮の色素を果汁につけるんです。

好みの色合いになったら、タンクから取り出して果汁だけをさらに発酵させていきます。

どの程度の濃さのピンク色にするかによって、タンクで漬け込む時間を調整する製法なんですよ。

直接圧搾法

2つ目の直接圧搾法は、赤ワインの原料となる黒ブドウを、白ワインを造る製法で行います。

茎や種、果皮を取り除いて、果汁だけをタンクに入れて発酵させるので、

セニエ法と比べて果皮に接している時間が短く、出来上がるワインの色合いは淡い色になるのが特徴です。

混醸法

3つ目は黒ブドウと白ブドウを混ぜて、セニエ法のように発酵させる混醸法です。

黒ブドウと白ブドウを果皮がついたままタンクに入れて発酵させます。

そうすると、黒ブドウの皮から赤い色素が果汁に溶け出し、色が付いていきますが、白ブドウの皮の色素がそれを薄めることでピンク色になるんですよ。

ポイントなのが、赤ワインと白ワインを混ぜるのではなく、果実の段階で混ぜているという点です。

これは、ヨーロッパでは赤ワインと白ワインを混ぜて造ることが法律で禁止されているからなんですね。

しかし、シャンパーニュに限って、白ワインに少量の赤ワインを混ぜて造る「アッサンブラージュ(ブランド)法」が認められていたりもします。

ワインによって製造工程に違いがある!?ワイン別に特徴を徹底解説

日本ではロゼワインに対する誤解がある!?

世界ではロゼワインの人気が年々高まっているのに、日本では海外と比べるとあまり人気がありません。

国税庁の調べでは、日本でロゼワインを好んで飲むという人はわずか3%という統計結果も出ているんです。

他のワインは少なくても10%あるのにですよ。

国税庁「ワインに関するアンケート」統計結果(平成19年5月31日〜平成20年11月22日実施

それは、昔から日本にあるロゼワインに対する誤解が1つの原因ではないかと考えられています。

それは一体どんな誤解なのでしょうか。

ロゼワインは低品質というイメージ

1980年代に大量生産かつ、低品質なロゼワインが市場に出回ったことがあり、

そのせいで「ロゼワイン=安いが低品質」といったイメージが広がりました。

また、過去には赤ワインの原料とするには難しい未熟なブドウをロゼワインの原料として使っていたんです。

他にも、赤ワイン生産者が生産過程でロゼワインを自家消費用に造っていたことから、

ロゼワインは低品質というイメージがより強くなったのかもしれません。

しかし、最近ではロゼワインの研究が多く行われ、品質が飛躍的に高くなっています。

なかでも、プレミアムロゼワインの先駆けとも言われているプロヴァンスのシャトー・デスクランは、

世界最高峰のロゼワインを造るために、有名な醸造家を招いて2006年に設立したワイナリーなんですよ。

こうして、過去には低品質だと思われていたロゼワインは、今では品質も向上し、美味しいロゼワインがたくさん誕生しているんですね。

ロゼワインは甘口しかないというイメージ

こちらも1980年代に、日本でドイツのリープフラウミルヒや、イタリアのランブルスコなどの甘口ワインがブームになりました。

その影響で、ロゼワインも甘口タイプが人気だったんですね。

この頃のロゼワインのイメージが今も根強く残っており、「ロゼワイン=甘口」と思われていることが多いようです。

そのため、ロゼワインには甘口しかないと思われていることが多いようです。

しかし、近年のロゼワインは辛口が主流になっていて、甘口のロゼワインよりも辛口の方が圧倒的に数が多くなっています。

ロゼワインといえば「春」というイメージ

ロゼワインがピンク色をしていることから、日本では桜を連想し、春のお花見の席でロゼワインがよく飲まれます。

しかし、桜のイメージのせいで

  • お花見の席でしか飲んだことがない
  • 他にいつ飲めばいいのか分からない

といった理由でロゼワインを飲む機会が減ってしまっているとも言われています。

ただ、海外では暑い夏にロゼワインをよく冷やして飲んで楽しむのが主流なんです。

特に地中海に面するリゾート地であるプロヴァンスでは、よく冷えたロゼワインをビーチで楽しみます。

これが観光客にも人気になっているんですよ。

また、ロゼワインはBBQのようなシンプルに焼いたお肉や野菜といった夏のフードメニューとも相性が良いですし、

辛味のあるエスニック料理とも良く合うので、まさに夏に飲みたいワインでもあるんですよ。

 

ロゼワインの魅力とは

日本では、ロゼワインに対する誤解によってあまり飲まれていなかったんですね。

ではここからは、ロゼワインには一体どんな魅力があるのかをご紹介していきます。

どんな料理とも相性が良い

赤ワインと白ワインの両方の良さを併せ持つロゼワインは、どんな料理とも相性が良いです。

  • トマトソースを使った料理の多いイタリア料理
  • 醤油を使った和食
  • 中華料理
  • エスニック料理

幅広い料理に合わせることができます。

食材も鶏肉や豚肉、シーフードと幅広く合わせることができますよ。

その万能さから「組み合わせに困った時にはロゼワインを合わせておけばいい」と言われるほどです。

ワイン初心者にも飲みやすい味わい

ロゼワインは、赤ワインと白ワインの中間のような味わいで、

赤ワインほど渋味はありませんし、丁度いい酸味と果実感、スッキリとした甘さが特徴です。

そのため、ワイン初心者であっても飲みやすいと感じる味わいになっています。

見た目の可愛さやオシャレさ

ロゼワインの魅力の1つが見た目の可愛さやオシャレさです。

可愛らしいピンク色が、テーブルの上にあるだけで華やかさを演出してくれます。

結婚式やホームパーティーなどで、ロゼワインがあるだけでオシャレな感じが演出でいるのも魅力的ですし、

普段の食事にロゼワインがあるだけで、華やかに感じて気分が上がるかもしれませんね。

飲み方も自由

ロゼワインは飲み方の自由度が高いのも魅力の1つです。

ワイン自体を冷やしておいたり、氷を入れたグラスに注いで飲むこともできます。

また、好みのジュースと割ってカクテルとして飲むこともできたりと、自由度が高いワインです。

この常識にとらわれない自由なスタイルが、普段ワインをあまり飲まない場合でも飲んでみようかと思うきっかけにもなるかもしれませんね。

 

ロゼワインの選び方

ここからは、実際にロゼワインを選ぶ時に、何を基準に選べばいいのかをご紹介していきますね。

甘口か辛口かで選ぶ

先にお伝えしたように、日本ではロゼワイン=甘口と思われがちですが、店頭に並んでいるロゼワインは、基本的に辛口のものがほとんどです。

辛口のロゼワインは、幅広い料理との相性が良いので、様々なシチュエーションで使うことができますよ。

和食、洋食、中華に限らず、スパイシーなエスニック料理にもよく合うので、

合わせる料理がまだ決まっていない場合や、どれがいいのかと迷ったら辛口を選ぶのがおすすめです。

一方で、甘口のロゼワインは前菜やデザートとの相性がいいですよ。

ロゼワインは冷やして飲んでも美味しいので、しっかり冷やしてマカロンやフルーツタルトと合わせてみるのもおすすめです。

またロゼワイン初心者であれば、辛口よりも甘口のロゼワインの方がアルコール度数が低めなので飲みやすく感じられます。

色の濃さで選ぶ

ロゼワインは色の濃さによって味の特徴が違います。

出典元:KIRIN ロゼワインの選び方&楽しみ方をマスターしよう

色の濃いルビーのような色合いのロゼワインであれば、タンニンが比較的多く含まれていて、赤ワインに近い味わいです。

そのため、お肉や揚げ物、濃いソースの味付けの料理との相性が良いですよ。

反対に、色が薄く淡いピンク色のロゼワインであれば、白ワインのように野菜や和食との相性が良いということなんですね。

ぜひ、ワインの色合いにも注意して選んでみてください。

 

おすすめのロゼワイン

ロゼワインの造り方や魅力についてお伝えしましたが、たくさんあるロゼワインのなかでもおすすめのロゼワインをいくつかご紹介します。

あなたの好みに合うロゼワインが見つかると嬉しいです。

フェウ・ド・アランチョ ロザート(辛口)

こちらのロゼワインは、シチリアの辛口ロゼワインです。

ロゼワイン造りが盛んな地域のシチリアの中でも、屈指のコストパフォーマンスを誇っているワインです。

ラズベリーやブラックベリーのような香りで、フレッシュな口当たりが特徴です。

魚介のカルパッチョや中国料理との相性が抜群なロゼワインですよ。

フェウ・ド・アランチョ ロザート

ボデガ・イニエスタ コラソン・ロコ・ロサード(辛口)

こちらのロゼワインは、ワインの名前にもあるようにサッカー選手のイニエスタが所有するスペインのワイナリーで造られたロゼワインです。

ボバルと言うブドウ品種を使って造られていて、赤い果実の香りが豊かで、酸味と果実味のバランスが良いのも特徴ですよ。

生ハムと合わせるのが特におすすめなロゼワインです。

ボデガ・イニエスタ コラソン・ロコ・ロサード

原茂ワイン アジロン ロゼ(甘口)

こちらのロゼワインは日本の山梨県で造られています。

濃いルビーのようなピンク色で、もぎたてのブドウのようなフレッシュな香りが特徴です。

煮魚やブリの照り焼きのような醤油を使った和食との相性が良いので、日本人には飲みやすいロゼワインではないでしょうか。

原茂ワイン アジロン ロゼ

サントリー ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーAロゼ(甘口)

こちらも日本の山梨県で造られている甘口のロゼワインです。

山梨県で育てられたマスカット・ベリーAを使っていて、イチゴやキャンディのような香りを感じることができます。

ほんのり感じられる甘さが、エビチリなどの辛味のある中華料理とよく合いますよ。

サントリー ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーAロゼ

エレタット エルパドルウェル カヴァ ロゼ(辛口)

こちらはスペインで造られた、ロゼスパークリングワインです。

ベリー系のエレガントな風味に、黒コショウのやうなスパイスやローズマリーのようなハーブの香りが特徴で、

程よい酸味とミネラルを感じられる味わいのロゼスパークリングワインなんですよ。

また、バルサミコのような後味を感じるのも特徴です。

スモークサーモンや、魚介のカルパッチョ、パスタやサラダなど、幅広い料理と相性が良いのもおすすめです。

エレタット エルパドルウェル ロゼ

 

まとめ

世界では人気が高まっているロゼワインですが、日本では赤ワインや白ワインに比べて、あまり人気があるとは言えません。

しかし、その原因の1つに日本ではロゼワインに対して誤解が残ったままになっていることが挙げられるんですね。

しかし、ロゼワインは「赤ワインと白ワインのいいとこ取り」と言われるほど、どんな料理にでも合わせやすく、

ワイン初心者でも飲みやすいなどの魅力が多いワインなんです。

ロゼワインに対する誤解が解け、ロゼワインの魅力が広まっていけば、日本でもロゼワインの人気は高くなっていくかもしれませんね。

早速あなたもロゼワインに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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