ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。
選び方や注意点について記事書いてます
→「お店によって特徴が全然違う!?定期的にワインが届くサブスクを紹介」

ワインのボトル750mlから、グラスで何杯注げるのか知っていますか?
ただ一口にワインといっても、赤ワインや白ワイン、スパークリングワインやデザートワインなどといったさまざまな種類があり、
それらのワインは、全て同じ杯数で分けていいのでしょうか?
そこで今回は、ボトル1本からグラス何杯注げるかについてを、ワインの種類別に見ていきたいと思います。
ボトル750mlのワインはグラス何杯分?
スパークリングワインよりもスティルワインの方が、一般的に注ぐ杯数は多くなります。
(※「スティルワイン」=発泡していないワインの総称、つまり普通の赤・白・ロゼワインのことを、まとめてこう呼びます。)
以下で見ていきましょう。
赤・白・ロゼワインの場合
赤・白・ロゼワイン、つまりスティルワインの場合は、グラス6〜8杯に分けるのが目安とされています。
容量に換算すると、1杯当たり約90〜125mlです。
1杯当たりの適量はあくまで目安なので、その場のシチュエーションに応じて、柔軟に考えた方がよさそうですね。
一つだけ注意すべきは、甘口のデザートワインだけは別です。
デザートワインは、1杯当たり約45〜60mlです。
なぜデザートワインだけ別かというと、もともとデザートワインは食事を楽しんだ後にデザートと共に楽しむものとされていて、
味に濃厚な甘さがあるものが多く、量が多いと飲み飽きてしまうからです。
そのためデザートワインのボトルの容量は、750mlだと飲み切るのが大変なので、
最近では500mlや375mlなど、量が少ないボトルも多く見られます。
ちなみに、デザートワインについてもっと詳しく知りたい方は、以前の記事を参考にしてみてください。
ワイン特有の苦味が得意でないならデザートワインがピッタリかも!?
スパークリングワインの場合
スパークリングワインの場合は、グラス5〜7杯に分けるのが目安とされています。
容量に換算すると、1杯当たり約100〜140mlです。
なぜスティルワインより1杯の量が多いかというと、
スパークリングワインは、スティルワインより少しアルコール度数が低いので、酔いが回りにくいからです。
ただスパークリングワインは、パーティーや食前酒で飲まれることが多く、その後に別のお酒を飲むケースがほとんどなので、
1杯が少ない量で飲まれることも多くあります。
その辺りはシチュエーションによって、グラスに注ぐ量は柔軟に変えたいですね。
ちなみに、スパークリングワインについてもっと詳しく知りたい方は、以前の記事を参考にしてみてください。
スパークリングワインはなぜシュワシュワする?製造法とおいしく飲むポイント
ワインを注ぐ量には、適量がある
これまで見てきたように、ワインは種類によってグラス1杯の量が少しずつ違いますが、
そもそもグラス1杯の量は、どうやって決まるのでしょうか?
以下で見ていきましょう。
グラス1杯の適量はどうやって割り出された?
この辺りは、はっきりとした理由や根拠はありませんが、
ボトル1本を2人で飲み切るにはちょうどいい量として落ち着いた結果、割り出されたのではないかと思われます。
ワインボトル1本分の750mlは、ワイングラスに入れると6杯分くらい、2人で分ければ3杯くらいで飲み切る計算なので、
ワインを嗜む人にとっては、ちょうどいい量のようです。
その裏付けとして、紀元前375年頃にギリシャ詩人のエウブロスが書き記した戯曲の中に、ワインの適正量?についての記述が残っています。
その記述の中では、ワインを「3杯飲み干したら家に帰ったほうが賢明」とあります。
2人で3杯ずつくらい飲むのがちょうどいい量だったということは、古代ギリシャ時代からも暗黙のルールになっていたのかもしれません。
この辺りから、ワインボトル750mlをグラス6杯で提供するのが適正な量、と見なされるようになったと思われます。
スパークリングワインの適正量についても、アルコール度数などを考慮して自然と割り出された、と言えそうです。
ちなみにワインの適量については、以下の記事で詳しく触れていますので、参考にしてみてください。
ワインボトルのいろいろ容量はメーカー次第!?実は歴史あるルーツとは?
まとめ
今回は、ボトル1本からグラス何杯注げるかについてを、ワインの種類別に見てきました。
スティルワインの場合は、ボトル1本につきグラス6〜8杯、1杯当たり約90〜125mlに分けるのが目安となります。
デザートワインの場合は、1杯当たり約45〜60mlに分けるのが目安となります。
デザートワインは、1本が500mlや375mlなど量が少ないボトルも多く見られるので、それに応じてグラス何杯に分けるかも考えたいですね。
スパークリングワインの場合は、ボトル1本につきグラス5〜7杯、1杯当たり約100〜140mlに分けるのが目安となります。
またワインを注ぐ量には適量があり、それは昔からワインが飲まれる中で、自然と割り出されたようです。
美味しいワインは、ついつい飲み過ぎてしまうこともありますが、それでも適量で楽しく飲んでいきたいですね。
ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。
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