ワインの知識

ワインでアンチエイジング!ポリフェノールの作用や効果的な取り方とは?

ワインはポリフェノールが豊富で健康にいいお酒、とよく言われています。

特にワインのポリフェノールには、活性酸素の除去が期待され、若々しい肌や身体を維持してアンチエイジングに効果がある、とも言われています。

お酒を飲む方にとって、ワインを飲んでアンチエイジングに効果があるなら、これほど嬉しいことはないですね。

でも最近、アルコール摂取は人間にとって様々な悪影響があるといった、様々な研究結果も発表されています。

そういう研究結果を聞くと「ワインはお酒でもあるし、飲まない方がいいのだろうか」と不安になる方もいらっしゃると思います。

今回は、ワインのポリフェノールに期待される抗酸化作用についてと、ワインのアルコールとどのように付き合う必要があるか、

についてご紹介していきたいと思います。

ポリフェノールとは?

まずはポリフェノールとは何か、一度整理したいと思います。

ポリフェノールとは、植物が光合成によって造る抗酸化物質のことです。

植物が、紫外線や乾燥・害虫・塩分・菌などのストレスから、自分の身を守るために生成するものです。

ポリフェノールは、ほとんど全ての植物に含まれ、植物の色や苦味の元になっています。

また、ポリフェノールは現在分かっているだけで、8000を超える種類があると言われています。

聞いたことがある方もいると思いますが、お茶のカテキン、大豆のイソフラボン、ブルーベリーのアントシアニンも、ポリフェノールの一種です。

ワインに含まれるポリフェノールについて

ポリフェノールが豊富なのは赤ワイン

ワインに含まれるポリフェノールについては、特に赤ワインに豊富に含まれることで知られています。

赤ワインは造られる過程で、ブドウ果汁と一緒に、果皮や種子・花梗(茎の部分)も漬けこんで発酵させますが、

この時にそれぞれに含まれる豊富なポリフェノールが、ブドウ果汁に溶け込むからです。

ちなみに、白ワインより赤ワインの方が、ポリフェノール含有量は多いです。

これは、白ワインはブドウ果汁を発酵させる際に果皮や種子・花梗は取り除かれ、それらのポリフェノールが白ワインに抽出されないためです。

下図の通り、ブドウにはそれぞれの部分に様々な種類のポリフェノールが含まれています。

赤ワインに含まれるポリフェノールは、明らかになっているものだけでも500種類以上あると言われています。

(出典:キリンビール)

次に、赤ワインに含まれるポリフェノールの量について見ていきます。

以下の表は、食品100gあたりのポリフェノール含有量(mg)一覧表です。

(出典:健康長寿ネット)

表から分かる通り、赤ワインには100ml中におよそ230mgのポリフェノールが含まれています。

他の食材と比較しても、赤ワインのポリフェノールが多いことが、お分かり頂けるかと思います。

ちなみに、先ほどワインを造る過程の話に触れましたが、ワインの造り方については以前の記事で詳しくご紹介させて頂いています。

よろしければ、参考にしてみて下さい。

ワインによって製造工程に違いがある!?ワイン別に特徴を徹底解説

赤ワインに期待される、ポリフェノールの抗酸化作用

ポリフェノールにはたくさんの種類があり、あなたに及ぼす健康効果も様々ですが、

赤ワインのポリフェノールが注目される理由として、体内の活性酸素を取り除く抗酸化作用が期待されているためです。

赤ワインに含まれるアントシアニンやタンニン、カテキン、レスベラトロールなど何種類ものポリフェノールは、

強力な抗酸化作用を生み出していると言われています。

活性酸素は、しみやシワ・老化・動脈硬化などの生活習慣病・がん・免疫力の低下などの要因の一つで、健康や美容の大敵とされています。

そのため、抗酸化作用を持つポリフェノールを豊富に含む赤ワインを飲むことで、アンチエイジングにつながると期待されています。

ちなみに赤ワインの美容効果についても、以前の記事でご紹介させて頂きました。

赤ワインだけでなく白ワインの美容効果にも触れているので、よろしければ参考にしてみて下さい。

ワインには美容効果が!?赤ワインと白ワインで美容効果の違いも

飲み過ぎによるアルコールの過剰摂取に注意

赤ワインを飲むことは体のいいことばかりに聞こえますが、飲み過ぎには注意が必要です。

なぜかというと、赤ワインは当然お酒なので、アルコールが含まれているからです。

厚生労働省が定めた、国民の健康の増進の推進に関わる基本的な方向を定めた「健康日本21」でも、

「多量のアルコール摂取は中毒や依存症を引き起こす為、摂取を控えること」が提言されています。

その基本方針の中で、「節度ある適度な飲酒」について、以下のように提言されています。

通常のアルコール代謝機能を有する日本人においては「節度ある適度な飲酒」として、1日平均純アルコールで約20g程度である旨の知識を普及する。

(参考:健康日本21(アルコール))

純アルコールをワイン1杯120mlに換算して、この提言を言い換えると、1日平均ワイン1杯半くらいの量が、節度ある適度な飲酒になります。

ちなみに、この提言は「通常のアルコール代謝機能を有する日本人」とありますので、

補足では、あまりお酒に強くない人にはより少ない量のアルコールを推奨しています。

あなたの体質に合わせて、適度な飲酒量を心掛けたいですね。

アンチエイジングを意識して、より健康的に赤ワインを飲む

ここまで赤ワインの適性な量についてご紹介しましたが、それでも心配な方に、赤ワインをより健康的に飲む方法をご紹介します。

もちろんアンチエイジングも意識していきます。

食べながら飲む

まずはワインだけ飲むのではなく、食べながら飲むようにしてはいかがでしょう。

食べながら飲むことで、ワインを飲む量が減るので、内臓の負担が軽くなります。

また、血液中の急激なアルコール濃度の上昇も防げるので、肝臓の負担も軽くなります。

アルコール分解機能を高めるおすすめのおつまみ

アルコールが体内に長く残るから有害ということであれば、それを分解して体外に排出すればいい、ということに他なりません。

そのために、アルコールを分解する肝臓の機能を高めることが重要になってきます。

肝臓の機能を高めるには、魚や肉、チーズなどの良質なたんぱく質や、野菜や海藻などビタミン、ミネラルが豊富な食品を摂ることが重要です。

ただせっかく赤ワインと合わせるのなら、美味しく頂きたいですよね。

アンチエイジングに効果のある各種ビタミン摂取も意識して、以下におすすめのおつまみをご紹介します。

牛肉の赤ワイン煮込み

煮込み料理は、肉だけでなく野菜もたっぷり摂れるのでおすすめです。

アンチエイジングのためにも、牛肉の良質なタンパク質は不可欠です。

煮込みにすれば、野菜に含まれる水溶性のビタミンCまで摂取できます。

何より赤ワインによく合って美味しいですよ!

材料と作り方は、以下の動画を参考にしてみてくださいね。

イタリア風オムレツ

卵の良質なタンパク質と野菜の各種ビタミンをたっぷり摂れる、イタリア風オムレツもおすすめです。

中に入れる野菜は、家にある常備菜で代用できます。

冷めても美味しいので、翌日のお弁当に入れてもいいですね。

材料と作り方は、以下の動画を参考にしてみて下さい。

チーズ

チーズは良質なタンパク質に加えて、ビタミン、カルシウムなどのミネラルも豊富に含まれており、ワインのおつまみとして最適と言われます。

もしチーズの匂いが気になる方は、スライスしたリンゴなどフルーツと合わせて食べれば、

チーズの匂いが抑えられるだけでなく、フルーツからもビタミン、ミネラルを摂取できます。

チーズにもたくさん種類があって難しい、という方には、

それぞれのチーズの特徴とワインとチーズの相性や上手に合わせるコツについて、以前の記事で詳しくご紹介しています。

よろしければ参考にしてみて下さい。

ワインとチーズって本当に合うの?合わせるコツを味わいチャートで解説

水を多めに飲む

話を、健康的に赤ワインを飲む方法に戻しましょう。

ワインを飲むときに私が一番おすすめするのは、水を飲むことです。

ワインを飲んで血液中のアルコール濃度が急激に上がると、肝臓の負担が大きくなりますが、

合わせて水も飲むことで、体内のアルコール濃度は低くなり、トイレに行くことでアルコール成分を早く体外から排出できます。

ワインを飲んだら、普段より多めに水を飲むことを習慣づけるといいですよ。

コツとしては、一度にたくさんの水を飲もうとするのではなく、何回かに分けて少しずつ水を飲むことです。

ワインを飲む時だけでなくその後、例えば食後やお風呂上がり、寝る前、翌朝目が覚めた時などにコップ一杯の水を飲む。それで大丈夫です。

こうすることで、結果的にたくさんの量の水が飲めます。

また、こまめに水を飲むことは、体内に溜まった毒素や老廃物を排出する、いわゆるデトックスにも適した方法でもあります。

デトックスとアンチエイジングは密接な関係があるので、水を多めに飲むことは、結果的にアンチエイジングにも繋がります。

ワインに限らず、もしお酒を飲んだ翌日は気分があまりよくない、と悩まれている方は、

いつもよりコップ1杯くらいの水を飲む回数を増やすことを意識してみてはいかがでしょうか。

お酒を飲んだ翌日、朝の目覚めの良さから違うことが実感できるはずです。

まとめ

最後にまとめです。

ポイントは、以下の6つです。

・赤ワインはポリフェノールをたくさん含む

・赤ワインのポリフェノールは抗酸化作用が期待できる

・飲みすぎによるアルコールの摂取過多には注意

・目安は1日に1杯半くらい

よりアンチエイジングを意識して赤ワインを飲むためには、

・おつまみでタンパク質やビタミン・ミネラルを意識して摂取

・水を普段より多めに飲む

「適度な飲酒をする人は死亡率が最も低い」とされる研究結果が、日本も含めて海外でも出ているようです。

ワインとも上手に付き合い、栄養バランスの取れた食生活、適度な運動、十分な睡眠をとることで、いつまでも若々しくありたいですね。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)