ワインの知識

ワインと料理のペアリング!基本を押さえて家ご飯を贅沢に!

ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。

選び方や注意点について記事書いてます
→「お店によって特徴が全然違う!?定期的にワインが届くサブスクを紹介

ワインは単体で飲むよりも、料理やおつまみと合わせて飲む方が美味しいと言われます。

いい組み合わせができると、料理によってワインを自由自在に選べ、お家ご飯が贅沢なひと時となります。

私は買い物で立ち寄るスーパーはワイン売場が充実しており、

いいお手頃ワインを見つけては、今度このワインに合わせてこの料理を作ろう、と次の家飲みの献立を考えるのが楽しみの一つです。

では料理によってワインを選べるようになる為には、どうすればいいのか?

今回は基本となる考え方を、具体例を交えながら紹介したいと思います。

ペアリングとは?

ワインと料理を組み合わせることを「ペアリング」と呼びます。

ちなみに、ペアリングと同じ考え方で「マリアージュ」という言葉もあります。

ほぼ同じ意味ですが、マリアージュはペアリングよりも高い次元でワインと料理の組み合わせが絶妙な時に使われることが多く、

それぞれを別々に口に入れた時には感じない、新たな味わいが生まれた時に「マリアージュ!」と表現されます。

マリアージュを生み出す、家でも再現可能な組み合わせは色々あり、以前も記事を書かせて頂きましたので、ご参考までに。

「ちょっと意外?!ワインと和食の相性抜群なマリアージュとは」

ペアリングの基本とは?

ペアリングの基本は、一言で言うと

ワインと料理の質感を合わせる

ことです。

言い換えると、

軽い料理には軽快なワイン

コクのある料理にはコクのあるワイン

を合わせることです。

つまり、

前菜には辛口スパークリングワインやフレッシュな白ワイン

旨味のある魚料理にはコクのある白ワイン

コクのある肉料理にはコクと渋味のある赤ワイン

甘いスイーツには甘口ワインを合わせれば、基本のペアリングは完成です。

もちろん例外も多くありますが、最初は基本の形を意識して、ペアリングとはどういうものかを自分の舌で感じてみることが大切です。

ペアリングで意識すること

ペアリングには一定の法則があり、以下の点を意識することでペアリングが無数に成り立ちます。

ワインと料理それぞれが持つ五つの味わいを、バランスよく補い合う。

ここで言う五つの味わいとは、酸味・甘味・塩味・苦味・旨味です。

例えば、アサリの白ワイン蒸しのように塩味と旨味のある料理に、ドイツのリースリングの白ワインのような甘味と酸味を持つワインを合わせると、

口の中がお互いの味わいでバランスの取れた満足した状態になります。

ワインと料理が持つ、お互いのフレーバーを合わせる。

フレーバーとは口の中に残る風味・後味のことです。ワインと料理が持つ風味を合わせることを意識すると、ペアリングが成り立ちやすいです。

例えば、ソテーした魚にレモンを搾ると、フランスのミュスカデの白ワインが持つレモンの風味と合い、より調和したペアリングとなります。

ワインと料理でお互いの風味を中和する。

料理のフレーバーをワインで口の中をリセットすることで、もう一口料理を食べたくなるようにすることです。

天ぷらを食べた後に口に残る風味を辛口のスパークリングワインで口の中をサッパリさせる、

羊肉の風味や脂をカベルネ・ソーヴィニヨンの赤ワインが持つコクや渋味で中和する、というのが具体的な例です。

ペアリングを体験する簡単な方法

そんな難しいこと考えてワインを飲みたくない、という方の為に、一つ簡単にペアリングを体験できる方法として、

ワインと同じ国の料理を合わせる

という考え方があります。

昔から使われるペアリングの手法です。

名物料理とワインが多いイタリア料理が、イメージしやすいです。

魚介のカルパッチョにはスパークリングワインのプロセッコ

イカ墨パスタには白ワインのソアーヴェ

ミートソースのラザニアには微発泡赤ワインのランブルスコ

牛赤身肉のステーキには赤ワインのキャンティ

などは家でも再現できる、イタリア現地でも定番のペアリングです。

他にも例えばスペインでしたら、

パンコントマテにはスパークリングワインのカヴァ

ムール貝の白ワイン蒸しにはアルバリーニョの白ワイン

イベリコ豚の生ハムを使ったピンチョスにはテンプラニーリョの赤ワイン

など、美味しいワインが造られる産地にはそれぞれの名物料理があります。

今日飲みたいワインはどの国で造られているか、その国の名物料理は何かを調べてみるのも、新たな発見があり楽しい勉強になりますよ。

まとめ

最後におさらいすると、ペアリングの基本とは、ワインと料理の質感を合わせるということです。

ペアリングを考える時、以下の点を意識しましょう。

ワインと料理それぞれが持つ五つの味わいを、バランスよく補い合う。

(例 アサリの白ワイン蒸しとドイツのリースリング)

ワインと料理が持つ、お互いのフレーバーを合わせる。

(例 ソテーした魚にレモンを搾ってフランスのミュスカデと)

ワインと料理でお互いの風味を中和する。

(例 天ぷらに辛口スパークリングワイン)

以上を頭に入れた上で、まずはワインと同じ国の料理を合わせてみましょう。

(イカ墨のパスタにソアーヴェ、牛赤身肉のステーキにキャンティなど。)

あとは実践あるのみです。

一番大事なことは、色々なペアリングを試して、トライ&エラーを繰り返し、

ベストなペアリングを自分の感覚として体験することです。

また、基本にとらわれ過ぎる必要もありません。

先に書いた通り、ワインと料理のペアリングは無数に成り立ち、例外もたくさんあります。

難しく考えることなく、いろいろなワインと料理の組み合わせを試して楽しく覚えていく。

これが最も効率的なペアリングの勉強法です。

上記で紹介したことを参考にして、お家でワインと料理のペアリングを楽しみましょう。

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