ワインの知識

ワインのテイスティングノートで身につく、共感し合えるワインの表現

せっかく友達と会うなら、みんなで盛り上がって楽しい時間にしたいですよね。

もしそこにワインがあり、その香りや味わいでみんなが共感できれば、会話が盛り上がりますよ。

その盛り上げ役、あなたがやってみませんか?

みんなで共感できる表現を身につければ、あなたが中心となりワインの会話で楽しく盛り上がれます!

ワインの香りや味わいの表現は難しそう、というイメージがありますが、

実は普段からワインを飲む時、感じた香りや味を表現する習慣をつけると、意外と簡単にできるようになります。

今回はその習慣づけに最適な、ワインのテイスティングノートについて紹介したいと思います。

ワインのテイスティングとは?

まずワインのテイスティングとは何か、ご存じでしょうか?

ワインのテイスティングとは、ワインの特徴を評価することです。

そもそもテイスティングでワインを評価する必要があるの?と疑問に思うかもしれませんが、

ワインを評価すると、その特徴を的確な共通言語に置き換え、他の人にも分かりやすく伝えることができるようになります。

そしてワインの特徴は外観、香り、味わいの3つで評価しますが、具体的なテイスティングの方法は後ほどご紹介させて頂きます。

ワインのテイスティングノートとは?

次に、テイスティングノートとは何でしょうか?

ワインのテイスティングノートとは、ワインの特徴を書き残した記録のことです。

ワイン名やブドウ品種、年、生産地など、飲む前に分かる情報をまとめたうえで、

香りや味などの特徴を分かりやすい言葉でまとめるのが一般的です。

テイスティングノートをつけることで、どのようなメリットがあるでしょうか?

主に2つあり、あなたの記憶に残すこと、他の人に伝えることです。

余談ですが、あなたがテイスティングに慣れてくると、他の人のテイスティングノートを読み比べながら実際に飲んでみることで、

あなたはワインの好みを理解できるようになり、好きなワインに出会える確率も高くなります。

また、他の人のテイスティングノートを読むだけで、そのワインの特徴も分かるようになってきます。

そこまでできるようになると、あなたのワインの香りや味に対する感覚が研ぎ澄まされ、ワインをより楽しめるようになります。

ワインのテイスティングノートが役立つ、2つの理由

では、今のあなたがテイスティングノートをつけることに、どのようなメリットがあるでしょうか?

香り・味わいの豊かな表現が身につく

ワインで共感できる表現を身につけるには、あなたが感じた香りや味わいをどのように表現するかを知る必要があります。

ワインに詳しい人が、一口飲んだだけで、香り・味わいなど長いコメントをしているのを聞いたことはありますか?

あれは感性が人並み外れている人しかできないわけではなく、

この香り・味わいはこう表現するという単語を覚えて、すぐ表現できるように訓練しているからできるわけです。

ワインの香り・味わいを表現するのに、才能は全く必要ありません。

では香り・味わいを表現できるようになるには、どうすればいいでしょうか?

要は、赤ちゃんが言葉をしゃべれるようになる過程と同じです。

赤ちゃんは、急にお話しできたりしませんよね。

お母さんの話す言葉を聞いて覚えて、お父さんやお母さんとコミュニケーションを取っていきます。

やがて成長して、最初は短い単語しか言えなかったのに、少しずつしゃべれるようになりますよね。

なので、まずは自分が感じた香り・味わいをどう表現するか、単語を覚えていきましょう。

その単語を覚えるのに、ワインのテイスティングノートが大変役に立ちます。

テイスティングノートで、まずは自分が感じた香り・味わいを単語に置き換えてみましょう。

それを繰り返すことで、ワインの香り・味わいの豊かな表現力が身につき、

みんなで共感できるコメントが臨機応変にできるようになります。

ワインの国・地域で、香り・味わいが表現できるようになる

実はワインの香り・味わいは、原料のブドウができる環境で、ある程度決まってきます。

一番重要なのは気候で、そのブドウが冷涼な環境のものか、温暖な環境のものかが、香り・味わいなどと密接に関わってきます。

言い換えると、ブドウが育った場所の気候が分かれば、共感できる香り・味わいの表現はできます。

なので、そのワインがどこの国・地域で造られたかは、ワインの香り・味わいを知る上でとても大事です。

先ほどお伝えした通り、テイスティングノートを記録する習慣をつけて慣れてくると、

ワインの国・地域と、香り・味わいの関連性が少しずつ見えてきます。

これができると、ボトルに書いてあるワインの国・地域を見れば、飲まなくても大体の香り・味わいが分かるようになってきます。

では、ワインのテイスティングノートとはどういうものでしょうか?

実際に見ていきましょう。

記録に使えるテイスティングノート、ワインアプリ

表現を身につけるには、あなたが感じた香り・味わいを表す単語を、何回も繰り返し使ってみることが必要です。

なので、テイスティングノートは空欄を埋めていくタイプより、

いくつかある表現の中からあなたがこれだと思う単語を選んでいくタイプを選びましょう。

また、ノートにはメモなど自由に書き込める欄があるものをおすすめします。

例えば、その時の状況なども書き留めておけば、後で見直した時に思い出しやすくなるからです。

表現を選んでマークするだけ、プロも愛用するワインテイスティングノート(飛鳥出版)

(出典:Amazon)

私がおすすめするのは飛鳥出版のテイスティングノートです。

ワインの外観、色、香り、味わいなどをコメント例から選び、マークするだけで記録できます。

プロの方から一般のワイン愛好家まで幅広く使えるテイスティングノートで、30本分の記録が可能です。

このテイスティングノートの詳しい使い方については、後ほどご紹介します。

豊かな表現から選べる、ワイン記録アプリ「Colk」

(出典:ワインエンス株式会社)

もっと気軽にワインの記録を残したいという方には、無料アプリがおすすめです。

無料アプリの中でも「Colk」はワインの香りはコメント例から、味わいは5段階の中から選べるタイプで、様々な表現を気軽に記録できます。

記録データを貯めていけば、あなたのワインの好みの傾向も分かるので、ワインの好みがまだハッキリ分からない方にもおすすめです。

他の人のワイン評価を学べるアプリ「vivino」

(出典:vivino)

もしあなたが飲んでコメントしたワインを、他の人がどう評価しているかを調べたい時は、無料アプリ「vivino」がおすすめです。

世界中で愛用され、アプリの登録者数が他のアプリと比べて桁違いに多いので、大抵の世界中のワインの試飲ノートは見られます。

ワインの試飲ノートだけでなく、レビュー、価格、試飲ノート、フードペアリングなども調べられます。

コメント欄は空白なので、あなたが入力する必要はありますが、あなたの評価とレビューもすぐに公表されます。

テイスティングでノートを記録する手順を覗いてみる

(出典:Amazon)

ここからはワインのテイスティングで、実際にどのようにテイスティングノートを記録しているのか見ていきましょう。

飛鳥出版のテイスティングノートを使って、ご紹介していきます。

テイスティングノートには、画像の通り、香り・味わいなど様々な項目でワインを表現するための単語がずらりと並べられています。

初めて見ると、その単語量に圧倒されてしまうと思いますが、全部を埋める必要はありません。気楽に見ていきましょう。

テイスティングノートの書き方は、以下の手順です。

1.ワインを飲んだ年月、ワイン名、ブドウ品種など、飲む前に分かる情報を事前に記録します。

(メモ欄に飲んだシチュエーションも記録すると、後で見直す時に役立ちます。)

2.ワインを見たり嗅いだり飲んだりしながら、左上から順番に自分が当てはまると思った項目をチェックしていきます。

(2つ以上チェックしても構いません。)

3.右下までチェックできたら、テイスティングノートが完成です!

思ったよりも難しくないことを感じて頂けましたでしょうか?

テイスティングノートは、見ての通り左上からワインの外観、ワインの香り、ワインの味わいが記載されています。

実はテイスティングはコメントする順番が決まっており、実際にソムリエやプロが行うテイスティングもまさに同じステップです。

なので、今見たテイスティングノートを完成するまでの手順は、プロと同じ方法でワインを評価したことになります。

では、このワインの評価、この中のどこにみんなで共感できる表現があるでしょうか?もう少し見ていきましょう。

テイスティングノートから、みんながイメージできる表現を探そう!

テイスティングノートから、みんながイメージしやすいと思われる表現をいくつかご紹介します。

フレッシュなフルーツの香り

ワインの香りにもいろいろなものがありますが、一番最初に感じ取れてみんながイメージしやすいのは、フレッシュなフルーツだと思います。

白ワイン、赤ワインの香りはそれぞれ、大きく分けて以下の5〜6種類のフルーツに例えて表現されます。

白ワイン フレッシュなフルーツの香りの表現

(出典:The Planet of Wine)

赤ワイン フレッシュなフルーツの香りの表現

(出典:The Planet of Wine)

実は、それぞれの香りの表現には規則性があり、

左にいくほど涼しい産地で造られたワイン、右にいくほど暖かい産地で造られたワインに出やすい、フルーツの香りになっています。

よく見ると、表の白ワイン・赤ワインともに、左から右に行くほど、フルーツの色が濃くなっているのがお分かり頂けますでしょうか?

ワインも一緒で、原料のブドウが涼しい地方ほど色が薄く、暖かい地方ほど色が濃くなるので、ワインにもその色が表れる傾向にあります。

例えば、フランス・ブルゴーニュ地方の赤ワインなら、この地方は涼しいので、ラズベリーやブルーベリーの香りを感じるはずです。

またアメリカ・カリフォルニア州の赤ワインなら、比較的暖かいので、ブラックベリーやブラックチェリーの香りがある、という具合です。

これが先ほどお話しした、ワインの国・地域で、香り・味わいが表現できるようになる理由です。

ワインの味わい

味わいは、香りに比べるとみんなで共感しやすいと思います。

何かに例えないとイメージしづらい香りとは違って、あなたが感じた味わいをそのまま表現するだけでいいからです。

甘み、酸味、渋みは、それぞれの要素がテイスティングノートで「高い」や「強く感じる」と記録されていたら、

その要素を際立って感じた、ということです。

その際立って感じた要素は、そのまま「甘い」「酸っぱい」「渋い」と共感できる表現になります。

ただ味わいの注意として、渋みは基本的には赤ワインにのみ使うことは、覚えておいて下さい。

同じように、甘い赤ワインは種類がそれほど多くないので、甘みも白ワインに使うことが多いです。

ボディ

ボディとはワインのコクのことです。

フルボディやライトボディでは伝わりにくいので、以下のように言い換えるといいと思います。

フルボディ→コクがある、濃い

ライトボディ→軽やか、まろやか、スッキリ

ボディについては、以下の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてみて下さい。

「フルボディ」って何?ワインのラベルにある「ボディ」の意味とは?

ワインに合いそうな料理

合いそうな料理は、テイスティングノートには記載していない応用編ですが、みんなで共感しやすいポイントです。

せっかくテイスティングノートをつけるのなら、合わせて思い浮かべてみる習慣をつけてみることをおすすめします。

ワインに合いそうな料理は、どのように考えていくべきでしょうか?

基本は白ワインなら魚料理、赤ワインなら肉料理に合いそうでいいと思います。

ただ、みんながイメージできる料理を言った方が共感を得やすいので、具体的な料理を思い浮かべましょう。

洋食、特にフランス、イタリア、スペイン料理など、ワインと合わせて食べることが多い料理は、イメージしやすいです。

もし口の中に残るワインの風味から、直感的にあなたが何か料理を連想できたなら、それは合う料理です。

和食でも中華でもエスニックでも、ワインを飲んでみてあなたがイメージして合うと思った料理を表現しましょう。

ワインと合わせる料理については、完璧な答えはありません。

以下も参考にして、あなたならではの感性で自由にイメージしてはいかがでしょうか。

ちょっと意外!?ワインと和食の相性抜群なマリアージュとは

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他の人の表現もしっかり聞いてみましょう

香り・味わいなどワインの評価は、結局はその人の主観によるものなので、人によって表現の仕方が違ってきます。

ですので、同じワインを飲んで、それぞれがどう感じたかを表現したり聞いたりすることは、テイスティング力を高める上でとても大切です。

あなたが表現した香り・味わいが、他の人で違うことはよくあることですし、もしかしたらあなたが考えもしなかった表現が出てくるかもしれません。

もちろん無理強いは禁物ですが、あなたが表現するだけでなく、他の人が感じた香り・味わいをどう表現するかもしっかり聞いてみましょう。

何よりみんなであれこれ言い合えれば、また会話が盛り上がります。

ちなみにワインの表現については、以下でもご紹介していますので、参考にしてみて下さい。

素敵にワインを語りたい人必見!味と香りの表現方法をご紹介します

まとめ

最後にまとめです。

ワインのテイスティングノートを活用すれば、

香り・味わいの豊かな表現で、臨機応変な共感コメントができます。

ワインの国・地域で、みんなが共感できる香り・味わいが表現できるようになります。

まずはワインを飲んでテイスティングノートをつけてみましょう。

完成したテイスティングノートから、共感できるワインの表現を探してみましょう。

そしてみんなであれこれ言い合って、楽しいおしゃべりの時間にしましょう。

ワインを飲む時に、香り・味わいを表現する習慣さえつけば、誰でも簡単にワインで楽しい会話ができるようになりますよ。

その為にテイスティングノートを活用して、楽しく気軽にワインの表現を勉強していきましょう!

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