ワインの種類や銘柄

お酒がダメでも楽しめる!?ノンアルコールワインとは?ルールや製造法も解説

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あなたは、何かの事情でワインが飲めなくて、ノンアルコールワインを探していますか?

でも、どうせ味はブドウジュースじゃないの、と思っていませんか?

いえいえ、製法によってはワインの味わいを残したものが作られているのですよ。

原材料になるブドウの品種もワインと同じです。

今回は、ノンアルコールワインのお話です。

ブドウジュースとノンアルコールワインは全く別のものなのですよ。

ノンアルコールワインにもアルコールは入っている?

ノンアルコールワインとは、アルコール成分が1%未満のワインのことです。

日本の酒税法で、アルコールが1%未満のものをノンアルコールと定義しているからです。

法律上の定義はそれ以上のものはありませんが、参考までに、大手ビール4社の自主的な基準では、アルコール度数によって以下の3つに分かれています。

  • アルコールが1%以上:酒類
  • アルコールが1%未満~0.005%:ワインテイスト飲料(注意喚起が必要)
  • アルコールが0.005%未満:ノンアルコールワイン

これは、主にノンアルコールビールの販売に際して作られた、飲料すべてに対する自主基準で、ノンアルコールワインに対して特別に作られたものではありません。

アルコールゼロは0.00%?!

特に決められたルールではないですが、アルコールゼロの場合は、0.0%、0.00%、0.000%などと表示されていることが多いようです。

0%と表示していた時には、0.5%未満のアルコールが含まれていた商品があったので、消費者が混乱しないように配慮したそうです。

先に説明しました通り、法律上の定義ではノンアルコールワインとは、アルコール成分が1%未満のワインのことです。

大手ビール4社の自主的な基準(以後、4社基準といいます)は、自社製品ないしは自社で輸入した製品に対して表示しているだけで、一般的に使用されるものではありません

輸入されてきたノンアルコールワインについては、輸入業者ないしは販売業者が酒税法に従い、4社の自主基準を参考に説明しています。

酒税法上のノンアルコールワインを探すときは、どの商品にも正確な表示があるので、事前に確認するのがいいですね。

4社基準のノンアルコールないしは完全にアルコールゼロのものを探すときは、曖昧な表示も多いので気を付けてください。

4社関連商品以外の場合は、ご自身で関連サイトや現物を見て、確認してくださいね。

参考までに、0.00%表示の例です。

出典:Amazon com.

ノンアルコールワインを楽しむときの注意点

ノンアルコールワインはアルコール度数1%未満ですが、商品によってアルコール度数は違います。

0.9%のものも、0.00%のものも同じように、ノンアルコールワインということになります。

アルコールを摂取しない方がよい、妊娠中の方、授乳中の方や、車を運転される方は、必ず「アルコール0.00%」と表示があるか確認して飲んでくださいね。

また、アレルギー等の心配がある方は専門の医師に相談してみてください。

未成年でも飲んでもいいの?

ノンアルコールワインは、基本的にワインのような味わいを追求して、大人が楽しむために作られたものです。

法律上は問題ありませんが、未成年がアルコールを身近なものに感じてしまうのは問題です。

また、未成年が本物のワインを誤って飲むようなことを避けるためにも、ノンアルコールワインは大人だけで楽しむようにしましょう。

ノンアルコールワインとぶどうジュースは別物

ノンアルコールワインとブドウジュースは全く違うものです。

ジュースは、果物や野菜の絞り汁のことです

ノンアルコールワインは、ぶどうを発酵させたり、醸造したワインからアルコールを除去したりして作られます。

ですから、アルコールは入っていなくても、ワインの味に近いものになります。

つまり、絞ったままのものがジュースで、ジュースにワインを造るときのような加工したものがノンアルコールワインなのです。

ノンアルコールワインの製造方法

ノンアルコールワインは製法によって、本格的な味わいのものも、果汁に近い味わいのものもあります。

ここでは、ノンアルコールワインのふたつの製法を解説していきます。

脱アルコール製法

ワインからアルコールだけを取り除く方法で、ワインの味わいや香りをしっかり感じられます

  • お酒が飲みたいけど飲めない
  • 本物のワインのような味わいを楽しみたい
  • 甘くないノンアルコールワインを飲みたい

人におすすめですね。

  • 減圧蒸留法
    蒸留器の気圧を下げて真空状態で蒸留します、ワイン本来の味わいや香りを感じられる製造方法です
  • 逆浸透法
    圧力と濾過フィルターを使って、アルコールを取り除きます、低アルコールワインを造るときも使われる手法です
  • 揮発性物質回収法
    遠心力を使って、アルコールを分離、加熱して取り除きます

発酵させない製法

そもそもアルコールを発生させない方法なので、発酵で生まれるワインの香りがありません

味わいもブドウジュースに近いです。

  • 飲みやすいノンアルコールワインを飲みたい
  • アルコールの感じが得意ではないけどノンアルコールなら飲みたい
  • 濃厚で芳醇なブドウジュースを飲みたい

人にはおすすめですね。

  • アルコールになりにくい酵母で発酵させる方法
  • 糖分を取り除き、アルコールになるのを避けながら発酵させる方法
  • 発酵を途中でやめる方法

ノンアルコールワインの種類

ノンアルコールワインにもちゃんと赤、白、ロゼ、スパークリングの4種類があります。

ワインを飲み慣れている方は、ご自身の好きな種類を選びましょう。

ワインをあまり飲んだことがない方は、次の解説を参考にして下さい。

赤のノンアルコールワイン

赤ワインと同じように黒ブドウから作られます。

皮や種と一緒にして果汁を絞り取り、皮や種のエキスをブドウの果汁に染み出させて作るので、複雑で渋味のあるノンアルコールワインになります。

牛肉料理など、濃い味付けの料理との相性がいいです。

白のノンアルコールワイン

白ワインと同じように白ブドウから作られます。

ブドウの皮や種を除いて絞り取った果汁だけで作るため、スッキリとしたノンアルコールワインになります。

魚や鶏肉などの淡白な素材、さっぱりとした味付けの料理と相性がいいです。

ロゼのノンアルコールワイン

赤ワインと同じように果皮も一緒に発酵させ、ほどよく色が付いたところで果皮を取り除くので、華やかで美しいピンク色になるのが特徴のノンアルコールワインです。

赤と白の両方の長所を持っているので、肉、魚、野菜、幅広い料理に合わせられます

スパークリングのノンアルコールワイン

スパークリングワインは、美しい琥珀色で泡がたつため、気分を盛り上げます。

軽やかでさわやかな飲み口が特徴で、どんな料理とも合います

おすすめのノンアルコールワイン

ワインテイスト飲料

ノンアルコールワインでも、本格派の味わいのものを飲みたいあなたにおすすめです。

ノンアルコールワイン カールユングメルロー

メルロー種のみを使って作った赤ワインです。

ワインの風味を損なわず、赤ワインらしいタンニンを感じられるのが人気です。

出典:Amazon com.

ノンアルコールワイン カールユング リースリング

リースリング種を使った白ワインから作った脱アルコールワインです。

やや甘口で、控えめな酸味とのバランスが絶妙です。

出典:Amazon com.

ジョエア オーガニック スパークリング シャルドネ

オーガニック栽培されたシャルドネ種を使用しています。

スパークリングワイン風味に仕立てた本格派の仕上がりとなっております。

出典:Amazon com.

ノンアルコールワイン(0%)

全くアルコールは飲めないけれども、ノンアルコールワインを飲んでみたい方におすすめです。

ヴィンテンス ノンアルコール カベルネ・ソーヴィニヨン

カベルネ・ソーヴィニヨン種で作られたノンアルコールワインです。

渋みや飲みごたえは穏やかですが、舌にしっかりとその果実味を感じることができます。

出典:Amazon com.

アルプス ヴァンフリー

ソーヴィニヨンブラン種とシャルドネ種を主に使用しています。

果実主体であってもワインの自然な酸味、渋み、口当りを生み出しています。

出典:Amazon com.

シャメイ スパークリング ホワイトグレープ

シャルドネ種を主体としたワイン醸造用ブドウ果汁を、一切発酵せず贅沢に使用しました。

ブドウ本来のコクと甘みを引き出した、ノンアルコールスパークリングワインです。

出典:Amazon com.

まとめ

ノンアルコールワインとは、アルコールが1%未満のワインのことです。

大手ビール4社の自主的な基準では、アルコール度数によってワインテイスト飲料とノンアルコールワインを区別していますが、

一般的に使用されているものではありません。

ノンアルコールワインとブドウジュースとは全く違うものです。

未成年や、アルコールを飲むのに適さない状態の方は、ご遠慮ください。

作り方は、アルコールを取り除く方法と、最初から発酵させない方法がありました。

ノンアルコールワインにもちゃんと赤、白、ロゼ、スパークリングの4種類がありましたね。

最後におすすめのノンアルコールワインを紹介しました。

この記事で、ノンアルコールワインを探すあなたのお手伝いができれば幸いです。

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