ワインの保存

ワインのエチケットをお洒落に保存したい!簡単なはがし方も解説

ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。

選び方や注意点について記事書いてます
→「お店によって特徴が全然違う!?定期的にワインが届くサブスクを紹介

気に入ったワインの思い出を残していますか?

ワインボトルを残しておくと、場所も取るし、破損する恐れもありますよね。

今回はワインのエチケットをはがして保存するお話です。

ソムリエがいるようなお店なら、頼めばはがしてくれますし、自分でも意外と簡単にはがせますよ

エチケットを保存するメリット

出典:グルメノート運営事務局

ワインの顔ともいえるエチケットです。

昔からコレクションとして集める人は多いです。

  • 飲んだワインの銘柄を記録する
  • 貴重で高価なワインなのでラベルだけでも残す
  • メモを添えて誰とどんなシチュエーションで飲んだのか思い出として残す
  • デザインがおしゃれなので趣味で集めている

ワインボトルほど場所は取りませんし、ファイルにすれば持ち出して友人に見せることもできますね。

エチケットのはがし方

エチケットのはがし方については、とてもたくさんの方法があるようですが、実際に私がやってみたことのある方法だけを紹介しますね。

お湯につける

  1. 60℃以上に熱したお湯をワインボトルが入る大きさの場所に溜めます(動画では洗面台のシンクです)。
  2. ワインボトルをお湯の中に入れます。
  3. ボトルがお湯の中に沈むように、ボトルの中にもお湯を入れてください。
  4. 3分ほど待ってエチケットをはがします。

エチケットが湿って脆くなっているので、引っかいたり擦ったりはしないでください

お湯で粘着成分(のり)を溶かすので、はがした後はボトルにも粘着成分は残りません。

簡単にはがれるエチケットもありますが、3分経ってはがれない場合は違う方法に挑戦してみてください

長時間入れておくとはがれるとは思いますが、エチケットが脆くなり破れる恐れがあります。

エチケットをはがした綺麗なボトルを保存するには有効な方法ですが、エチケットを綺麗に保存する方法としては有効ではありません。

はがした後のエチケットは、タオルで水気を取ります。

タオルに貼り付いても、簡単にはがせるので問題はありません。

乾いても、粘着成分がまだ残っている可能性がありますので、貼り付きやすい場所に粘着面を下にして置かないでください

はやめに台紙など目的の場所に貼り付けるようにしましょう。

参考動画

ボトルに熱湯を入れる

  1. やかんでお湯を沸かします、ワインボトルにお湯が注ぎやすいので、鍋よりやかんが有効です。
  2. ワインボトルに、沸かした熱湯をはがしたいエチケットより上の高さまで注ぎます。
  3. 30秒ほど待ってエチケットをはがします。

この時ボトルが熱くなっているので、ボトルに触れる際は十分に気を付けてください

ボトルを固定する方の手にはタオルなどを使った方が良いでしょう。

熱で粘着成分の力を弱めるだけなので、ボトルには粘着成分の跡が残ります

はがしたエチケットにはまだ粘着力がある上に、ボトルに貼り付いていたのと反対の方向にカールします。

そうすると、粘着していた面同士が貼り付いてしまう可能性があります

はやめに台紙に貼るなど目的とする状態にして下さい。

参考動画

ラベルコレクター

出典:Amazon com.

ラベルコレクターとは、ワインのエチケットを手軽にはがして、コレクション出来る専用の保存シートです。

  1. ワインボトルの汚れをふき取ってください。
  2. 透明な粘着シート(以後シートという)を台紙からはがします。
  3. シートでエチケット全体を覆うように貼りつけてください。
  4. シートをコルクなどでこすって、シートとエチケットの間の空気を押し出します。
  5. エチケットの一辺方向から均等に力を入れてシートをはがしてください。
  6. エチケットが付いたシートを台紙に貼り付けてください。

エチケットにシートを貼り付ける際は、やりすぎかと思うほどにしっかり貼り付けてください。

しっかり貼りついていないと、はがすときにエチケットが破れる恐れがあります。

このシートを使った場合、ワインボトルからエチケットをはがすのではなく、エチケットの表面をシートに貼り付けるという感じになります。

ワインボトルには表面だけはがされたエチケットの跡が残ります。

参考動画

エチケットの保存

エチケットは基本的には紙ですので、何もしないと劣化していきます。

変色やカビを防ぐためには、ラベルコレクターのような透明なシートでカバーしてから保存したほうが良いでしょう。

劣化もアンティーク感があると思われる方は、そのまま保存されても問題はないかと思います。

専用ファイルに保存する

お手軽に済ますなら、お買い求めになったラベルコレクター専用のファイルを使ってください。

エチケットだけではなく、写真やほかに記念になるものと一緒にファイルしたい場合は、それに合うサイズのものを用意してください。

出典:dalahast.jp

出典:dalahast.jp

オリジナルアートを作る

コルクボードや紙に貼り付けたり、額に入れたりして、オリジナルアートを楽しんでください。

出典:ルームクリップ株式会社

出典:ルームクリップ株式会社

ワインのエチケットには何が書いてあるの?

エチケットからはワインの様々な情報を知ることができます。

エチケットによく記載されているのは、次のような項目です。

  • ワインの名前
  • ブドウの品種
  • ブドウの産地(畑)
  • ブドウの生産者
  • ブドウの収穫年(ヴィンテージ)
  • 容量
  • アルコール度数
  • 瓶詰者の名前と場所

全てのワインに全部の項目が記載されているわけではありません。

国によってエチケットに記載される内容は違います。

それは、国によってワインに関する法律が違うからです。

ヨーロッパの多くの国はエチケットにブドウの品種を記載しません。

「ブドウの品種や産地(畑)を表示する際には、最低○○%それを使用している必要がある」というような規定も、国によって様々です。

フランスのエチケットの記載内容

では、今回はフランスのエチケットを実際に見ていきましょう。

ブルゴーニュとボルドーでも、記載内容は違うのですよ。

フランスのワインボトルに貼られたエチケットは、地域ごとに傾向が大きく異なるのが面白いところです。

ブルゴーニュ

出典:エノテカ・オンライン

  1. 2004:ブドウが収穫された年が記載されています
  2. CHARMES-CHAMBERTIN:シャルム・シャンベルタン。ブドウを収穫した畑が記載されています。
  3. GRAND CRU:グラン・クリュ(特級畑)。ブドウ畑の等級が記載されています。
  4. MIS EN BOUTEILLE A LA PROPRIETE:畑の所有者が瓶詰め。瓶詰者が記載されています。
  5. GEANTET PANSIOT:生産者の名前が記載されています。
  6. vigneron a Gevrey-Chambertin,France:フランスのジュヴレ・シャンベルタンのワイン生産者。生産者のことが記載されています。

ボルドー

出典:ボルドーワイン委員会

  1. BORDEAUX:ボルドー地方産のマークです。
  2. CHATEAU BEAUSOLEIL:シャトー・ボーソレイユ。シャトーは栽培、醸造、熟成、瓶詰までのワインの製造を行うワイン生産者に与えられた名称、それが記載されています。
  3. 2016:ブドウが収穫された年が記載されています。
  4. HAUT-MEDOC CONTROLEE:オー・メドック地区統制。アペラシオン(原産地統制名称)が記載されています。
  5.  MIS EN BOUTEILLE CHATEAU:シャトーで瓶詰めされた。瓶詰者が記載されています。
  6. 12%VOL:アルコール度数が記載されています。
  7. VIGNOBLES DUPONT FILS PROPRIETAIRE A CISSAC MEDOC GIRONDE FRANCE:ワイン畑デュポン・フィスの所有者 フランス ジロンド県 シサック・メドック。原産地が記載されています。
  8. 75CL:750ml。容量が記載されています。

各国のエチケットの記載内容については、下にリンクを貼りましたので、ご興味のある方はどうぞ。

イタリアワイン 株式会社バザール

ドイツワイン Ekuko’s Wine Shop

アメリカワイン mywineus.com.

なぜ、ワインのラベルはエチケットと呼ぶのか?

ワインに貼り付けてあるものを、一般的に「ラベル」と呼びますが、「エチケット」と呼ばれることもあります

ラベル(label)は英語エチケット(étiquette)はフランス語という言語の違いで、意味に違いはありません。

エチケットの由来は、「荷札」であるという説と、「貼り紙」であるという説があります。

荷札は現在と同様、荷物の内容物を書いたものということです。

貼り紙は、宮廷内で守るべきルールが記載された貼り紙のことだそうです。

ちなみに最初にエチケットと聞いて、あなたはマナーのことをイメージしませんでしたか?

実は、これがそのまま、礼儀作法という意味でも使われるようになったんですよ。

まとめ

ワインのエチケットを保存するメリットをお話ししました。

名前の由来はやはりヨーロッパにあるのですね。

はがし方は色々あるようですが、私が実践済の三つを紹介しました。

記載されている内容について解説しました。

最後に、フランスのブルゴーニュとボルドーのエチケットを実際に見ていただきました。

エチケットの保存が、あなたのワインの楽しみ方になれれば幸いです。

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