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コレだけ押さえればOK!ワイン入門時に覚えるべき5つのポイント

ワインが好きになったから、ちょっと勉強を初めてみようかな。

気軽な気持ちでネットや本で調べてみたけど、膨大な情報量が目の前に飛び込んできてすぐ挫折しそうに。

その気持ち、よくわかります。

出てくる言葉はブドウの品種や土地の名前、ワインの銘柄など横文字ばっかり。

膨大な情報の中でいったいなにが重要なのかが整理できないんですよね。

この記事ではそんな「ワインを勉強したいけどなにから始めたらいいかわからない」というあなたに向け、

今日からもっとワインを楽しめるようになるための5つのポイントをお伝えします。

あなたが自信を持ってワイン選びができるようになってくれれば幸いです。

赤ワインと白ワインの違いを理解する

「赤ワインと白ワイン、どっちが好き?」

こんな質問をしたり、されたりしたことがある人は多いのではないでしょうか?

「なんとなく白が好きかな」なんて返答していませんか?

まず赤ワインと白ワイン、両者の具体的な違いをはっきりさせましょう!

製法の違い

赤ワインと白ワインでは使用している「ブドウの部位」が違います。

白ワインはブドウの果汁だけを使って造るのに対し、

赤ワインはブドウの果皮、種などブドウのすべてを使って造ります。

ワインの製法の詳細はこちら

味わいの違い

決定的な違いは「渋み」と「甘み」の有無です。

渋みは赤ワインにだけあります。

白ワインは甘い銘柄も多いですが、赤ワインは甘さを感じる銘柄はほとんどありません。

渋み

赤ワインにだけ渋みがあります。

理由は、渋み成分のタンニンがブドウの果皮や種に多く含まれているからです。

白ワインは原料にブドウ果汁しか使わないので、タンニンがほとんど含まれていません。

甘み

白ワインははっきりと「甘い!」と感じるものから、ほとんど甘みを感じないものまであります。

赤ワインはほとんどの銘柄が甘くありません。

赤ワインは渋みをはじめとしたタンニン由来の複雑な味わいを強調するため、甘みがなくなるよう作られるからです。

ワイン初心者には白ワインが無難?

ワインが苦手という人は世の中にたくさんいます。

そしてのそのほとんどが「ワインは渋いから味が嫌い」という理由です。

実はビールやウイスキーなど、他の種類のお酒を見渡しても「渋い」と感じるものはなく、

渋みはワイン特有の味わいなんです。

ワインに慣れた人はその渋みも含めて楽しんでいますし、実際には赤ワインの中でも渋みの強弱はあるのですが、

あなたがワインを飲み慣れていない人と一緒に飲むときには渋みのない白ワインのほうが無難かもしれません。

白ワインを選ぶときは甘口/辛口を見る

甘みの影響力

甘みのあるワインのほとんどが白ワインであると前述しました。

これは私の個人的な意見ですが、

甘みはワインの味わいの要素の中で最も大切な要素だと思います。

なぜなら「甘い飲み物が好きかどうか」はワインを選択する最初の判断基準になるからです。

ブラックコーヒーが苦手な人も、砂糖入りなら飲めるという人も多いですし、

反対に甘いお酒は嫌い、飲まないという人もたくさんいます。

このように甘みの有無は人によって好き嫌いがはっきりと分かれる、大切な要素なのです。

白ワインを選ぶときには必ず甘みの度合を確認してください。

甘みの度合は裏ラベルの甘口/辛口の表記で確認する

出典:楽天市場

白ワインボトルの裏に貼ってあるラベルを見ると「甘口」とか「辛口」という記載があり、甘みの度合いを表現しています。

  1. 甘口
  2. やや甘口
  3. 中辛口
  4. やや辛口
  5. 辛口

の順番で甘みが強い=糖度を多く含むワインです。

「辛口」と聞くと、唐辛子のような辛さや塩のしょっぱさを想像してしまうかもしれませんが、

ワインの辛口は「甘くない」という意味なのです。

ワインで言う「辛口」は辛くない!?辛口の意味とおすすめの辛口ワイン

甘口と辛口の用途の違い

基本的に辛口白ワインは食中酒、甘口白ワインは食後酒として用いることが多いです。

甘口ワインはメインディッシュの後でチーズと合わせたり、スイーツやフルーツと一緒に飲んだりすることに向いています。

あくまで原則なので、もちろん個人の味の好みを優先して食事中に飲んでも構いません。

赤ワインを選ぶときは「ボディ」を見る

赤ワインは白ワインと比べて渋みが強く、甘みを感じる銘柄は少ないと前述しました。

白ワインの味を区別するのに甘口/辛口を使うのに対し、赤ワインの味は「ボディ」で区別することが多いです。

「ボディ」とは

出典:サントリー ホームページ

聞き慣れない言葉かもしれませんが、「ボディ」は、ワインの味を人間の体型に例えて表現するワイン用語です。

画像のように、ボトル裏ラベルに記載されていることが多いです。

昔からワインの味わいは「女性的」「男性的」と表現されることが多く、

派生して生まれた「ボディ」がワインの味を区別する言葉として定着しました。

「フルボディ」って何?ワインのラベルにある「ボディ」の意味とは?

ボディは味わいの「重量感」を示している

出典:キリン ホームぺージ

ボディはワインの味わいの重量感を示しています。

ワインに限らず、私たちは飲食物に重い/軽いという印象を感じています。

料理の場合、脂っぽいもの・味が濃いものなどを「重い」と感じますが、

ワインの場合は、

  • 渋みが強い
  • コクがある
  • 香りが芳醇
  • アルコール度数が高い

といったワインから「重さ」を感じ、その度合いによって

  • 軽いワイン=ライトボディ
  • 重いワイン=フルボディ
  • 中間=ミディアムボディ

と区別をしています。

フルボディのワインにご注意

フルボディのワインは総じて渋みが強いワインが多いです。

ワインを飲み慣れてくるとこの渋みが

  • ガツンとくる
  • 飲みごたえがある
  • 力強い

と美味しく感じられてくるのですが、ワイン初心者がいきなりフルボディのワインを飲むと

その渋さから「ワインは飲みにくい」という印象を持つことがとても多いです。

普段からあまりお酒を飲まない人にとってはインパクトが強いので、

一緒にワインを飲む人がいるなら相手の嗜好をよく確認しましょう。

味の決め手であるブドウ品種の特徴を知る

白ワインは甘口/辛口を見る。

赤ワインはボディを見る。

これを押さえれば、ワイン選びで失敗する確率はグッと下がります。

しかし残念なことに、ワインの銘柄の中にはボトル裏ラベルに味わいに関する表記のないものも多くあります。

またレストランでメニューを見ても、ワインの名前と価格しか表記しかなかったり、店員さんがあまりワインの知識がなかったりと、

十分な情報が得られない中でワインを選ぶ場面も少なくありません。

そんなときでもワインの味がどうやって決まるのかがわかっていれば恐れることはありません。

ワインの味は9割がた、原料に使用しているブドウ品種で決まると言われています。

ブドウ品種によってどんなワインに仕上がるのかという傾向さえ掴んでおけば、

そのワインが渋いのか、酸っぱいのか、重いのか、軽いのか、どんな香りなのか。

ブドウ品種の特徴がわかればある程度の予測がつくようになります。

ブドウ品種の特徴を知ることこそ、ワインの味を知ることなのです。

赤ワイン、白ワインそれぞれの代表的なぶどう品種の特徴を簡単にご紹介します。

ブドウ品種の詳細はこちら

赤ワインのブドウ品種

カベルネ・ソーヴィニオン

赤ワイン用ブドウ品種の中で最も渋みやコクが強く重厚感のある味わいです。

イチゴやラズベリーなど、赤い果実の香り。

メルロ―

なめらかな舌触りと深いコクが特徴。

プラムのような黒い果実やチョコレートのような甘い香り。

シラー

フルーティーさとコクを両立したバランス型のワイン。

黒コショウを感じさせるスパイシーな香り

ピノ・ノワール

渋みは控えめ、トロっとしたなめらかさと上品なコクが特徴。

ベリー系の果実の香り。

ガメイ

軽快でフレッシュな味わい。

主にボージョレ・ヌーヴォーなどのライトボディワインが造られます。

ブドウ本来の香りが強く残っています。

白ワインのブドウ品種

シャルドネ

コクのある味わいで、主に辛口白ワインを造るのに使われます。

柑橘系から、バターなナッツのような印象まで様々な香りのものがあります。

ソーヴィニオン・ブラン

酸味の効いた辛口ワインに仕上がります。

柑橘系またはトロピカルフルーツのような香り。

リースリング

辛口から甘口まで幅広い白ワインを造るのに使われます。

リンゴや白い花を思わせる上品な香り。

甲州

日本生まれのブドウ品種。主に辛口ワインが造られます。

梅やすだち、柚子のような「和」を感じさせる香り。

ワインと料理の相性の法則を知る

ワインは料理と一緒に飲むことによってその真価を発揮します。

しかし相性の悪いものと合わせると、料理とワインどちらの味も台無しにしてしまうこともあります。

相性の良い組み合わせの法則を理解することが大切です。

コツはワインと料理の「重さ」を合わせる

ボディ=ワインの重さを表現する言葉と前述しましたが、料理にも重さがあります。

脂っぽいもの、味の濃いものなどが重い料理です。

基本的には重い料理と重いワイン、軽い料理と軽いワインを合わせるようにするのが相性のよい組み合わせです。

よく「肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワイン」という通説を耳にすることがありますが、

実際には調理法や赤ワインの特徴によって別の組み合わせが有効な場合もたくさんあります。

出典:Wikipedia

例えば鶏肉を水に入れて茹で、ポン酢でいただくシンプルな「水炊き」は白ワインとの相性が良いですし、

脂身たっぷり・味付けもしっかりの「ウナギの蒲焼」と力強い赤ワインと組み合わせても良いでしょう。

料理とワインの重さが揃ってさえいれば

肉料理 × 白ワイン

魚料理 × 赤ワイン

の組み合わせもアリなんです!

ワインに合わない食品もある

結論、魚卵や臭いの強い食品とワインの組み合わせは避けたほうがいいです。

ワインは日本酒やビールなどの食中酒と比較しても非常に味わいのバリエーションが豊富。

非常に幅広い料理と合わせることができるお酒だといえますが、中には相性の悪い食品があります。

数の子・ウニ・たらこなどの魚卵は日本酒との相性はとても良いのですが、

ワインに含まれる鉄分と混じると生臭さが増し、飲みづらいです。

またカレーや納豆なども、強い臭いがせっかくのワインの香りを殺してしまうことから相性が悪いと言えます。

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番外:よく出てくるワイン用語

ワインの味わいについての基本的な考え方をお伝えしましたが、ここからは頻出するワイン用語をご紹介します。

覚えておくと、ショップやレストランでのワイン選びで役に立つ言葉ですので是非マスターしておきましょう!

熟成

適正な環境で飲食物を保管して、より美味しくすることです。

ワインの場合はコルクの隙間から入ってくる酸素とワインが触れることによる化学変化により味が変わっていきます。

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ワインセラー

ワインを保管する倉庫のことです。

ワインを長期で保管するための以下の条件を満たしていることが求められます。

  • 温度13℃~15℃
  • 湿度75%前後
  • 光が届かない暗所
  • 強い匂いのない場所
  • 振動を避ける

冷蔵庫や押入ではこれらの条件を整えることが難しいため、長期保管にはセラーが必須です。

ワインを家で保管は不安!?レンタルセラーサービスで最適環境保管

飲み頃/ピーク

出典:サントリーワインスクエア

ワインを最も美味しく飲むことができる時期のことです。

造られてすぐ飲んだほうがいいもの、何十年も保管して飲んだほうがいいものとワインによって飲み頃は様々です。

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ヴィンテージ

出典:サントリー ホームページ

ワインの原料に使用しているブドウを収穫した年のことです。

画像には“1995”と表示されていますが、

これは「1995年に収穫したブドウで作ったワイン」ということを意味しています。

派生語の「ヴィンテージワイン」は収穫年がラベルに記載されたワインという意味です。

「古いくていいもの」は間違い!?ワインのヴィンテージの意味とは

ブショネ

細菌に汚染されたコルクとの接触を原因としてワインが劣化した状態、つまり欠陥品です。

ワインが雑巾のような悪臭になります。

コルクで栓をしているワインの内、およそ5%程度の確率で発生すると言われています。

安物に感じる?高級ワインにも広がるスクリューキャップのメリット

スパークリングワイン

炭酸を含んだワインのことです。

よく「シャンパン」と混同されがちですが、

フランスのシャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインのことをシャンパーニュ=シャンパンと呼びます。

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日本に輸入されているワインはフランス産が1番多い!?フランスワインの魅力とは

酒精強化ワイン

出典:サントリー ホームページ

ブランデーなど強いをお酒を添加した、アルコール度数の高いワインのことです。

通常のワインのアルコールは12%前後が目安であるのに対し、20%を超えるものもあります。

ワインのアルコール度数の平均は?他のお酒とも比較してみました

混成ワイン/フレーバードワイン

スパイスやハーブ、果肉や果汁を添加したワインのことです。

代表的なものにスペイン発祥のサングリアなどがあります。

ワインが苦手でもサングリアなら飲めるかも!?サングリアの魅力

まとめ

  • 白ワインはブドウ果汁から作ったワイン。甘い銘柄も多く、渋みはない。
  • 赤ワインは種や果皮も使って造ったワイン。甘い銘柄は少なく、渋みがある。
  • 白ワインを選ぶときは甘口/辛口を確認する
  • 赤ワインを選ぶときは重量感の指標である「ボディ」を確認する
  • ワインの味の決め手はブドウ品種
  • ワインと料理は重さを揃えると相性が良い

ワインの世界を楽しむためには一見、膨大な知識が必要そうに見えますが、

私たちが日常生活の中でワインを楽しむために、そんなに難しい勉強は必要ありません。

今回の記事ではワインの世界に入門したばかりの人でも

「これだけ覚えておけばワインを楽しめる」という5つのポイントをお伝えしました。

ワインの素晴らしいところは飲んで、楽しみながら勉強できるところです。

5つのポイントを押さえながら、いろんなワインに出会ってくださいね!

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