ワインの種類や銘柄

インポーターでワインを選ぶ?良いインポーターの条件とおすすめ4選

ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。

選び方や注意点について記事書いてます
→「お店によって特徴が全然違う!?定期的にワインが届くサブスクを紹介

ワインのインポーターって、聞いたことがありますでしょうか?

ワインのインポーターはどちらかというと裏方の仕事になるので、ご存知でないかもしれません。

ただワインの仕事をしている方は、必ずと言っていいほどワインのインポーターを確認しているそうです。

そんなワインのインポーターをあなたが知っておけば、友達も知らない珍しくて美味しいワインが手に入るかもしれませんよ。

そこで今回は、ワインのインポーターについての説明と、

規模は小さくても質の高いワインを取り扱うインポーターも紹介したいと思います。

ワインインポーターとは?

ワインインポーターとは、海外のワイン生産者からワインを仕入れて日本国内に輸入し、

ショップなどの小売業者、レストランなどの飲食店、私たち一般消費者に提供する輸入業者のことです。

文章だと分かりにくいと思うので、以下の海外ワインの一般的な流通を表した図を見て頂ければ、少しイメージできますでしょうか。

この図の中では、ワインインポーター=「輸入業者」です。

(出典:Makuake)

ワインインポーターは、生産者が造るワインを、小売業者・飲食店を通して私たち一般消費者まで届ける橋渡しの役目を果たしている、とも言い換えられます。

消費者から見ると、ワインインポーターがいることで、自分たちのお家や日本の飲みたい場所で、海外のワインを飲むことができます。

卸売業者から見ると、ワインインポーターは、海外から自分たちにワインを輸入卸してくれるので、

自分たちが海外まで調達に行く必要なしに、ワインを顧客である小売業者・飲食店に届けることができます。

小売業者・飲食店から見ると、ワインインポーターから(卸売業者を通して)自分たちのお店のコンセプトに合わせたワインを仕入れることで、

私たち一般消費者が喜ぶお店を作ることができる、というわけです。

あまり表には出てこないワインインポーターですが、こうして見るとワインに関わる色々な会社や私たちにも関わりがあるようですね。

またワインインポーターは、個人の事業として行っていることもあれば、

上場企業のグループ会社のように企業として事業展開していることもあり、その規模も様々のようです。

でも、日本国内で数100社はあると言われるワインインポーターの中で、いいワインインポーターってどういう会社なのでしょうか?

いくつかの条件がありますので、次に見ていきましょう。

いいワインインポーターの条件とは?

冒頭で、ワインの仕事をしている方は、必ずと言っていいほどワインインポーターを確認していると話しましたが、

それは、そのワインがいいワインインポーターが自信を持って日本に紹介しているものなのかどうかを、チェックするためだそうです。

いいワインインポーターの条件とは、何でしょうか?

以下の4点にまとめられると思います。

・独自の哲学でいい生産者・ワインを選ぶことができる。

・得意分野があり、造り手や現地情報に詳しい。

・ワインの管理がしっかりしている。

・情熱とこだわりがある。

それぞれ順番に見ていきましょう。

独自の哲学でいい生産者・ワインを選ぶことができる

ワインインポーターは、まず商品であるワインを海外から調達しなければなりません。

ワインインポーターは、まず無数にある世界中のワインの中から、まだ日本に知られていないワインを発掘する必要がありますので、

商品選定能力はやはり必要になってきます。

ワインインポーターに限ったことではないですが、いい商品を見極めて仕入れないと、その商品を販売しようとしてもなかなか売れてくれませんからね。

得意分野があり、造り手や現地情報に詳しい

こちらにについても、ワインインポーターに限らず、会社にとっては当たり前のことだと思います。

自分たちが販売する商品については精通していないと、その商品をオススメして買ってもらうことができませんからね。

ワインの管理がしっかりしている

生産者が丹精込めて造ったワインを、最高の状態でお届けしたいと願うのですから、これもある意味当然のことと言えます。

ただワインの管理がしっかりしているということは、デリケートなワインを最適な環境下で運送・保管しなければいけないということです。

そのため、物流コストや保管コストがかかり、余計な経費が必要になりますので、口で言うほど簡単なことではないようです。

情熱とこだわりがある

単純にワインの味わいや品質がいいからというだけで、ワインを仕入れないということのようです。

そのワインが造られたワイナリーの風景、生産者の顔、彼らの人となりや哲学、また個性やこだわりなど、

ワインインポーターが現地で見たり感じたりしたものを、まだ知られていないお客様に伝えることによって、

よりワインの魅力を理解して、好きになってもらおうと努めているようです。

オススメのワインインポーター4選

最後に、私オススメのワインインポーターを4社紹介したいと思います。

今回紹介しますインポーターのワインは、スーパーや身近なお店には置いていないことがほとんどですが、

自分たちのワインのセレクションに確固たる自信と誇りを持っており、

何より自社のワインを愛している姿勢が伺えるインポーターばかりのようです。

これまでのワインのイメージが変わる、新たな発見があるかもしれませんので、

機会があれば、是非とも試してほしいワインをたくさん取り揃えています。

ベリー・ブラザーズ&ラッド

お店ではなかなか見る機会が少ないワインを数多く取り扱うワインインポーターですが、実はイギリスにあるワイン商社の日本支店となります。

高級なワインも多く、ちょっと奮発して特別なワインを購入したいという時には、ベリー・ブラザーズ&ラッド社の取り扱うワインをオススメします。

普段はレストランやホテルをメインにワインを卸しているようですが、百貨店の大規模なワインフェアでは期間限定で出展しているようです。

自社サイトでワインのインターネット販売も行っているので、気になる方は以下のサイトを見てみてくださいね。

ベリー・ブラザーズ&ラッド ホームページ

Vino Hayashi(ヴィーノ・ハヤシ)

現地イタリアでNo.1ソムリエとしても認められた社長が自ら選び抜いた、こだわりのイタリアワインを取り扱っています。

こだわりがはっきりしており、その造り手に惚れ込めるかどうか、有名ブランドにこだわらず、美味しいと思ったワインだけを厳選して取り扱っています。

「イタリアワイン通信講座」では、毎月ワインとオリジナル教材が送られてきて、その教材の完成度はワインのプロにも高く評価されているみたいです。

こちらの会社のワインも、メインはレストランやホテルにワインを卸しているようですが、百貨店の大規模なワインフェアで出展しているのを見かけます。

以下の販売サイトで「イタリアワイン講座」や取り扱いワインについて見ることができます。

イタリアワイン通販Vino Hayashi

ヴィナイオータ

イタリアワインの中でも、自然派ワイン(=有機栽培ワイン)の取り扱いに定評のあるワインインポーターです。

今のように自然派ワインがなかった数十年前から、情熱を持った造り手たちを訪ねて、

ブドウ本来の豊かな味わいが詰まったワインを日本国内に広めた自然派ワインのパイオニア的存在のインポーターです。

自然派ワインは管理が難しいこともあり、基本的にワインはレストランなどに卸しており、ワインショップで見かけることも少ないワインインポーターです。

なかなか出会う機会が少ないと思いますが、もし運良くワインを見つけたら飲んでみることをオススメします。

ヴィナイオータ ホームページ

サス

スペインワイン・食材に特化するワインインポーターです。

スペイン現地から生産者も頻繁に来日しており、あまり日本に知られていないスペインについて様々な情報を発信しています。

グループで、スペインレストラン「スペインクラブ」を都内を中心に数店舗展開しており、

そこで自社輸入のこだわりワインと直輸入の食材を使ったスペイン料理も楽しめます。

インターネットの「スペインクラブ・オンライン」では、そのこだわりのスペインワインやイベリコ豚の生ハムなどスペイン産の食材も購入できて、

お家でスペイン気分が味わえるようです。

スペインクラブ オンラインショップ

まとめ

今回はワインのインポーターについて紹介してきました。

私たちが普段何気なく飲んでいるワインも、こうして見ると私たちの手元に届くまでに様々な苦労があるものですね。

いいワインインポーターは、仕入れたワインが売れるか売れないかではなく、

自分たちが自信を持って売りたいワインなのか、または売り込みたいワイン生産者なのかを大事にしているので、

情熱とこだわりを持って私たちにワインを紹介してくれているみたいですね。

たまにはそんなことを考えながら、今日も美味しいワインを飲めればいいなと思います。

ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。

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