ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。
選び方や注意点について記事書いてます
→「お店によって特徴が全然違う!?定期的にワインが届くサブスクを紹介」
早く冷やしたい時、冷凍庫使ったりしませんか?
そして、取り出すのを忘れてしまってカチコチに。
それがワインだったら、味の変化したりしないか心配ですよね。
今回は、ワインを凍らせてしまうと、どうなってしまうのかについてお伝えします。
凍らせてしまったワインは美味しく飲める?
凍らせてしまったとしても、できれば予定どおり美味しく飲みたいところですよね。
ですがいったんワインを凍らせてしまうと、温度変化によって化学反応がおきてしまったり、酒石酸が結晶化することで酸化が進んでしまったりします。
冷凍前のワインとまったく同じ品質を求めるのは難しそうです。
では冷凍することで、ワインの品質にどれくらいダメージがでてしまうのでしょうか?
まずは解凍後のワインの見た目やそ味の検証をしてみたいと思います。
白ワインの場合

冷凍前と冷凍後に解凍した白ワインで、見た目と味とで比較してみました。
まずは見た目ですが、冷凍前と冷凍後でほとんど変わりはないようです。
次に味ですが、少し変化はあるものの、美味しく頂けました。
果実味が少し控え目となり、酸味を強く感じたり、芳醇な風味のワインだと味が抜けた感じとなりますが、劇的に味が変化してしまうという程ではありません。
凍ってしまった白ワインは、ワインの個性は少し薄れてはしまいますが、その後解凍して飲むことは出来そうです。
もし誤って凍らせてしまった場合、白ワインを解凍する際は必ず冷蔵庫で解凍してください。
急激な温度変化は味の劣化に拍車をかけてしまうので、冷蔵庫でゆっくりと解凍をしてください。
赤ワインの場合

白ワインと同様に赤ワインでも比較をしてみました。
まずは見た目ですが、色が少し褐色して見た目の鮮やかさがなくなり、美味しそうなワインには見えませんでした。
味の方も果実味やフレッシュな酸味がなくなり、渋みだけが口に残ってしまいます。
白ワインとはことなり、かなりネガティブな印象です。
赤ワインは種や果皮も一緒に漬け込まれて発酵するので、赤ワインに含まれている成分は白ワインより多く、複雑です。
なので冷凍による化学変化も起こりやすく、味への影響も大きくなってしまうようです。
残念ながら、凍らせてしまった赤ワインを解凍して飲むことは、お勧めできません。
冷凍庫でワインを冷やすなら冷やしすぎ注意
ワインを冷凍庫で冷やすときは、次の手順で行ってみてください。
ポイントは冷やしすぎ注意です。
ワインを冷凍庫で冷やす時の手順
- ワインボトルを冷たい水で濡らしたタオルで巻く
- タオルで巻いたワインをビニール袋にいれる
- 冷やす時間は15分から、長くて30分
ワインを瓶のまま凍らせてしまうと、瓶が割れてしまう危険があるので、冷凍庫からワインを取り出すのを忘れないようにしてくださいね。
友人はこれで瓶が破裂してしまった経験があります。
冷凍庫からの取り出し忘れを防ぐために、アラームなどを活用すると安心です。
超特急で冷やしたい場合を除いて、15分ほど冷凍庫で冷やしたら、その後は冷蔵庫で冷やすという方法も良いでしょう。
冷凍で味が劣化したワインの活用方法
凍ってしまったワイン。
やはり美味しくないなという理由から、飲むのを断念した方、そのワインを捨てないでください!
ここでは味の劣化したワインの活用方法について、いくつかご紹介します。
サングリア
解凍後のワインをサングリアにして飲んでみてはいかがでしょうか。
サングリアはワインにフルーツやスパイスなどを加えて作る、スペイン発祥のカクテルで、解凍したワインで作っても美味しくいただけます。
サングリアは赤ワインだけでなく白やロゼでも作ることができるので、これから熱くなる夏におすすめです。
サングリアの魅力や作り方などの詳しい記事はこちらを参照してみてください。
ワインが苦手でもサングリアなら飲めるかも!?サングリアの魅力
ホットワイン
冬場であれば、解凍後のワインをホットワインにして飲んでみてはいかがでしょうか。
ワインを温めて、甘味と香辛料を足して作られるホットワイン。
香辛料の効果で、寒い日の冷えた体を芯から温めてくれ、風邪予防にもなるそうです。
ヨーロッパでは、香辛料を利かせたクリスマスの伝統的なお菓子と一緒に飲まれることも多いようですね。
ホットワインといえば、赤ワインで作るイメージが強いですよね。
実はサングリアと同様に白やロゼでも作ることができるそうです。
フルーティーで甘めのホットワインを作りたい場合は、白ワインで作ることをおすすめします。
ホットワインの効能や作り方のなどの詳しい記事はこちらを参照してみてください。
ばんしょうはホットワイン?!心も体も温まるヨーロッパの定番飲み物
調理用
解凍したワインをZipロックなどに入れて再び凍らせて保存し、調理用のお酒としての活用することも出来ます。
Zipロックを使うと、冷凍庫の隙間を利用して保存が出来るのでおすすめです。
白ワイン・赤ワインとも、凍らせたとしてもアルコール濃度は変化しないので、お肉を柔らかくしたり、くさみを消したりする効果があります。
白ワインを使う料理では、ブイヤベースがありますよね。

ガーリックトーストとの相性が抜群です!
赤ワインを使う料理の定番、ビーフシチュー。

おもてなし料理としてもお勧めです。
ワインを使う料理のレシピはこれ以外にも沢山あるので、お料理好きの方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ワインを冷凍庫で冷やすことは可能です。
ですが、あえてこの方法を選ぶことはお勧めはしません。
誤って凍らせてしまったり、ワインを冷やしすぎてしまう可能性があるからです。
ワインはそれぞれの種類に適した適温で飲んでこそ、最大に楽しむことができます。
冷やしすぎてしまった場合、適温まで戻すのに時間がかかり、結局、冷凍以外の方法で冷やした場合と同じ、またはそれ以上の時間がかかりかねません。
ワインの飲み頃の温度や、冷凍庫以外で冷やす方法については、こちらの記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
すぐに冷えたワインが飲みたい!!ワインクーラーの代用でどう冷やす?
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