ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。
選び方や注意点について記事書いてます
→「お店によって特徴が全然違う!?定期的にワインが届くサブスクを紹介」

日本の食卓にすっかり定着しているワイン。
国内でのワイン消費量は10年前との比較で約1.5倍、20年前の比較では約3倍と、まさに右肩あがりです。
しかし味の好みは人それぞれ、当然ワインに対して苦手意識を持っている人もまだまだ多くいます。
その中には
- 仕事上、飲めるようにならないといけない
- 親しい人がワイン好きなので、自分も好きになりたい
など、苦手だけど飲めるようになりたいという切実な想いを持つ人も。
今回の記事ではワインに苦手意識を持つ人にとっての「飲みにくさ」の正体を明確にした上、
あなたの好き嫌いに合わせた飲みやすいタイプのワインをご紹介します。
あなたがワインを好きになってくれるお手伝いができれば幸いです。
ワインが苦手と感じる理由はなにか
まず私が強くお伝えしたいのは、
はじめに飲んだ印象だけでワインを嫌いになるのはもったいない
ということです。
ワインは世界中に数あるお酒の中で最も味と香りのバリエーションが豊富なお酒。
あなたが美味しいと感じられるワイン銘柄は数えきれないほどあると断言できます。
高いお金を出さなくても大丈夫!
大げさではなく、1,000円出せばワイン嫌いの人の価値観を変えられるボトルに出会うことができると思います。
ワインの値段はどうやって決まる!?ワインとマネーの関係性を解説
しかしその一方、ワインを飲むことに慣れていない人にとって飲みにくいと感じる銘柄が多いのも事実。
いったい「飲みにくさ」の正体はなんなのでしょうか?
苦手理由の大半は「アルコール度数」と「渋み」
ワインを苦手と感じる人の多くは「アルコール度数が高くて飲みにくい」「渋くて飲みにくい」と理由を挙げる人がほとんどです。
アルコール度数
ワインのアルコール度数の目安は12%前後。
ビールやサワーは5%前後なので、比較すると倍以上の度数ということです。
普段あまりお酒を飲まない人にとっては、キツイお酒という印象があるかもしれません。
渋み
ワインは日本酒やビールと違い酸味や渋みがあります。
焼酎やウイスキーなどの蒸留酒にも渋みはありません。
たしかに渋みはワイン独特の味わいと言えます。
渋みと度数の高さを避けるためには
結論、赤ワインを避けることで飲みやすさがグッと増します。
渋みはブドウの果皮や種に多く含まれる「タンニン」によるものです。
赤ワインはブドウの果皮・種などブドウのすべてを使って造るのに対し、
白ワインはブドウの果汁だけを使って造ります。
そのため白ワインはタンニンの含有量が少なく、赤ワインと比べると渋みはほとんど感じません。
またアルコール度数に関しても、赤ワインの目安が11%~15%であるのに対し、白ワインは9%~13%と低め。
加えて白ワインは赤ワインよりも低い温度で飲むので、アルコールの強さを感じにくいです。
赤ワインを避け、白ワインやロゼワイン、スパークリングワインを飲むことで
渋みとアルコール度数の高さによる飲みにくさを回避できるのです。
苦手な味別おすすめのワイン
あなたの味の好みはA~Eのどれ?
赤ワインを避けることで、苦手意識克服の第一関門は突破しました。
ここからは、よりあなたの味の好みに合わせたワインのタイプを紹介したいと思います。
A:強いお酒が苦手、甘い物が苦手ならサングリア
ヴィニャ・アルバリ・サングリア・ブランカ
スペイン産
アルコール度数:7%
容量:1,000ml
価格:1,000円~
サングリアはスペイン発祥のお酒。
ワインに主に柑橘系のフルーツやスパイスなどを入れて作ります。
- 柑橘類のすっきりした甘みと酸味
- 果汁やジュースが混ぜ、氷を入れて飲むので温度、アルコール度数が低い
などの理由から、ワイン初心者でも安心して飲めるお酒です。
見た目もおしゃれでレストランやバーで飲んでも様になりますよ!
B:強いお酒は苦手、甘い物が好きなら度数の低いワイン
カレッタ モスカート ダスティ
イタリア産
アルコール度数:5.5%
容量:750ml
価格:1,600円~
ワインのアルコール度数の目安は12%前後と前述しましたが、中には極端にアルコール度数の低いワインも存在します。
写真の銘柄「モスカード ダスティ」はアルコール5.5%、ビールと同程度の度数です。
度数の低いワインは総じて甘口なので、甘い飲み物が好きな人におすすめです。
世界でもここまで度数の低いワインの銘柄は多くありません。
リンクも貼っておきますので、よろしければご覧ください。
C:炭酸が苦手で甘い物が苦手なら辛口白ワイン
サンタ・ヘレナ・アルパカ・ソーヴィニヨン・ブラン
チリ産
アルコール度数:12%
容量:750ml
価格:1,000円~
お酒好きだけど、甘いのは苦手なあなたには辛口の白ワインです。
もしかすると日本酒なんかもお好きなのではないでしょうか?
白ワインには、はっきりと甘みが感じられるものからキレのいい辛口のものがあります。
白ワインの裏ラベルを見れば辛口、甘口、中辛などが表示されていることが多いです。
赤ワインと違って渋みは抑えられ、すっきりとした酸味が食事の味を引き立ててくれます。
はじめは価格に対し高品質と評判のチリ産ワインを、1,000円くらいでお探しいただくと良いです。
D:炭酸が苦手で甘い物が好きなら甘口白ワイン
ツェラー・シュヴァルツ・カッツ ブルーボトル
ドイツ産
アルコール度数:12%
容量:750ml
価格:1,400円~
甘口の白ワインはスイーツやフルーツと一緒に飲むときに特におすすめです。
食事と一緒に飲むときには「やや甘口」やほどよく酸味が効いた銘柄にすると、食事の味もしっかり楽しめます。
辛口と同じくチリ産の銘柄もいいですが、写真のワインはドイツ産です。
ドイツは白ワインの生産量が赤ワインを上回っている世界的に珍しい国で、
常に世界最高峰の白ワインを生み出している国です。
E:炭酸が苦手でないならスパークリングワイン一択!
フレシネ コルドン・ネグロ
スペイン産
辛口
アルコール度数:12%
容量:750ml
価格:1,400円~
スパークリングワインは炭酸を含んだワインのこと。
よくシャンパンと混同されがちですが、
フランスのシャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインのことをシャンパーニュ=シャンパンといいます。
スパークリングワインは甘口から辛口まであり、初心者でも飲みやすく、幅広い料理と合わせやすい万能なワインです。
写真はスペイン産の「カヴァ」と呼ばれる種類のスパークリングワインです。
スパークリングワインの中で常に一定の評価を受けており、且つシャンパンの半額以下で購入できるので、
はじめてのワインボトル購入に非常にオススメです!
次のステップに進むときは「ボディ」を見る
出典:サントリー ホームページ
あなたが赤ワインにチャレンジするときのためにぜひ覚えておいてほしいキーワードが「ボディ」です。
ボディとはワインの渋みやコクの強さを表現する言葉です。
上の画像のように白ワインの甘口、辛口と同じく裏ラベルに表示されています。
- フルボディ
- ミディアムボディ
- ライトボディ
の順番で渋みが強く、飲みづらいと印象を持つ人が多いです。
赤ワインデビューをするときには「ライトボディ」の銘柄から始めるのがオススメです。
赤ワインにも甘口がある!?造り方から見分け方におすすめ甘口赤ワインも
これらの他にも、普段口にする食べ物や飲み物から、自分にはどんなワインが合っているのかを探すこともできますよ。
自分の好みに合ったワインの選び方!普段の味の好みから判断できる!?
苦手のままではもったいない!味の好みから飲みやすいワインを探そう
まとめ
- 多くの人の苦手意識の正体は「アルコール度数」と「渋み」
- 赤ワインを避けることで度数と渋みの問題は解決する
飲みやすいタイプのワイン
- ワイン×柑橘類のサングリア
- アルコール度数の低い白ワイン
- 甘口~辛口の白ワイン
- スパークリングワイン
なにごとも最初の印象は強く残るもの。
はじめて飲んだワインが飲みにくかったために苦手意識を持ってしまうのも仕方のないことです。
でも、一口にワインといっても渋いもの、フルーティなもの、甘いもの、酸っぱいもの、
本当に色んな種類があります。
もしあなたや周りの人が苦手意識を持っているのであれば、ご自身の好みを振り返った上、
いま一度ワインにチャレンジしてほしいと思っています。
あなたが素敵なワインと出会うことを願っています。
ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。
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