ワインに合うおつまみ・料理

ワイン特有の苦味が得意でないならデザートワインがピッタリかも!?

ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。

選び方や注意点について記事書いてます
→「お店によって特徴が全然違う!?定期的にワインが届くサブスクを紹介

ワインと聞くと、苦味が強いイメージはありませんか?

ワインの独特の渋みや苦味を感じるものが多いので、それを苦手と感じてしまうことがあるかもしれませんね。

しかし、ワインには「デザートワイン」と呼ばれる甘みが強く、飲みやすいワインがあるんです。

デザートワインであれば、苦味があまり得意ではないあなた好みのワインを見つけることもできるかもしれません。

今回はそんなデザートワインの魅力についてご紹介します。

甘い物好きにはたまらない!デザートワインとは?

デザートワインとは明確な定義はなく、いろんな「甘いワイン」のことをデザートワインと呼ぶようになりました。

そのため、国によってデザートワインと呼ばれるワインはさまざまで、

  • アメリカ・・・アルコール度数14度以上の糖度の高いワインは全てデザートワインと法律で決まっている
  • イギリス・・・食事中に飲む甘口ワインをデザートワインと呼ぶ
  • ドイツ・・・甘くてアルコール度数が8〜10度の低いものをデザートワインと呼ぶ

と言ったように、その国ごとにデザートワインと呼ばれる種類のワインは違います。

他にも元々糖度の高いブドウを使って造られていたり、手を加えてブドウの糖度を高くして造られるのもデザートワインと呼ばれます。

また、糖度を高く保つためにアルコール発酵を途中でストップさせるので、アルコール度数が低いワインが多くなるのも特徴です。

甘味の強いデザートワインは、料理と一緒に飲むだけでなく、デザートとしても飲まれることが多いんですよ。

それくらい甘くて美味しいワインということですね。

デザートワインの種類

デザートワインと一言に言っても、さまざまなワインがあることが分かりました。

たくさんあるデザートワインの中には、どんな特徴のワインがあるのかをご紹介しますね。

白ワイン

甘口の白ワインの特徴は、発酵の段階でブドウの糖分がアルコールへ変化するときに、

アルコールに変化させるのを途中でストップし、糖分を残すので、アルコール度数が低くまろやかな甘味に仕上がります。

そんな白ワインの中でも有名なデザートワインが貴腐ワインとアイスワインです。

貴腐ワイン

完熟したブドウを使って造るのですが、このブドウにボトリティス・シネレア菌が付くことで、

ブドウの水分を蒸発させるので、糖度と芳醇な香りがギュッと濃縮されます。

そのため、貴腐ワインははちみつのような濃密な甘味と、独特の風味を感じることができるワインに仕上がるのです。

ねっとりとした濃厚な甘さを楽しみたいのであれば貴腐ワインがおすすめですよ。

アイスワイン

アイスワインはカナダやドイツなどの寒さの厳しい地域で造られています。

寒さから自然凍結したブドウを収穫して造られているんです。

貴腐ワインと比較すると、甘味だけでなく酸味も感じることができ、

うまく甘味と酸味のバランスのとれたスッキリとした甘さが特徴のワインですよ。

そのため、貴腐ワイン程の甘さではなく、スッキリとした甘さを感じたいのであれば、アイスワインがおすすめです。

ロゼワイン

一般的に、ロゼワインはワインやお酒自体苦手という場合でも飲みやすいワインと言われています。

特に甘口のロゼワインは、アルコール度数の低いものが多く、赤ワインと違って渋味や苦味が少ないので、

デザート感覚でフルーツやスイーツと一緒に楽しむことができますよ。

スパークリングワイン

甘口のスパークリングワインも、ロゼワインと同じくアルコール度数の低いものが多く、

フルーティーな香りと微炭酸で飲みやすく、口の中がサッパリとしますよ。

赤ワイン

本来赤ワインは甘口や辛口と言った呼び方はせず、ワインの渋味や重みを表す「ボディ」と言った呼び方をします。

そのため、赤ワインには甘口といった認識はありません。

しかし、赤ワインにもごくわずかではありますが、甘口と言えるワインがあるのです。

そんな貴重な甘口の赤ワインが造られているのが日本でもあります。

日本人の口に合わせて造られたその甘口ワインは、アルコール度数が低く、あっさりとして、ブドウの果実味を感じられるみずみずしい味わいです。

他にも、ドイツでも甘口の赤ワインが造られているようです。

 

デザートワインを見つけるにはラベルをチェック!

いざ、デザートワインを買ってみようと思っても、どれがデザートワインなのか分からなければ困ってしまいますよね。

そこで、ワインのラベルからデザートワインかどうかを知ることができるポイントをいくつかご紹介します。

まずは「甘口」であることが分かる表記を覚えておく

まずはワインが甘口であることを表す専門用語を知っておかないと、ラベルを見たときに分からないですよね。

そこで甘口であることを表すワインの専門用語をお伝えします。

基本的に甘口の表記は

  • Demi Sec(ドゥミ・セック)
  • Semi Seco(セミ・セッコ)
  • Halbtrocken(パルプトロッケン)
  • Half Sweet(ハーフ・スウィート)

と書かれています。

また、極甘口であれば

  • Doux(ドゥー)
  • Dolce(ドルチェ)
  • Sweet(スウィート)

と表記されますよ。

まずはこの言葉のどれか1つでも覚えておけば、ワインのラベルからデザートワインを見つけることができますね。

ただし、赤ワインには甘口、辛口といった表記はないので、これとは別の方法で判断する必要があります。

アルコール度数をチェック

次にアルコール度数からデザートワインを見つける方法です。

基本的にアルコール度数が低いワインは甘口である傾向にあります。

それは、甘口ワインはブドウの糖分がアルコールに変化する途中でストップさせ糖分を残すので、必然的にアルコール度数が低くなるからです。

この方法であれば赤ワインであっても甘いかどうかを判断する基準になりますね。

一般的なワインのアルコール度数が11〜14%程なので、

アルコール度数が6〜11%であれば甘口かやや甘口であると言えます。

こうしてアルコール度数の低いワインを選ぶことで、比較的飲みやすく、口当たりの良いワインを選ぶことができますよ。

産地をチェック

他にも産地から甘口のワインを見つけることもできます。

先程も少し紹介したドイツやカナダの他に、フランスやハンガリーでも甘口のワインが造られています。

ドイツ

特にドイツはデザートワインである甘口のワインを多く造っている国です。

トロッケンバーレンアウスレーゼ」と呼ばれるワインは、ドイツで最も糖度の高いブドウを使っており、

世界三大貴腐ワインの1つと言われています。

カナダ

カナダはアイスワインの主要地であり、カナダで造られるアイスワインは、酸味と甘味のバランスが良く、飲むと口当たりがサッパリします。

また、フランスのボルドー地方は赤ワインが有名ですが、甘口のワインも数多く造られています。

フランス

フランスにも世界三大貴腐ワインと呼ばれるワインの1つがあり、それが「ソーテルヌ」と呼ばれるワインです。

ハンガリー

そして最後がハンガリーですが、実はハンガリーが貴腐ワインの発祥の地とも言われているのです。

特に有名なのが「トカイアスー」と「トカイエッセンシア」と呼ばれる貴腐ワインです。

この「トカイエッセンシア」も、世界三大貴腐ワインの1つなんですよ。

ブドウの品種をチェック

また、ブドウの品種からも甘口のワインを見つけることができます。

ただし、複数のブドウを使っているワインの場合はラベルに品種を表記しないことがあるので注意しましょう。

基本的に単一ブドウで造られているワイン、日本産のワインはラベルに品種の表記がありますよ。

セミヨン

セミヨンは世界最高峰と言われるデザートワインで、フランスのボルドー地方が原産国とされる白ブドウ品種です。

セミヨンとソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカルデなどをブレンドして造られています。

リースリング

こちらはドイツなどの寒冷地域で栽培される白ブドウ品種です。

アイスワインだけでなく、貴腐ワインやスパークリングワインなどのデザートワインに使われています。

白い花と表現されるくらい、上品な香りが特徴のワインでもあるんです。

ショイレーベ

こちらもドイツやオーストラリアで栽培される白ブドウ品種です。

特徴としては白桃や熟した洋梨などに例えられる程の力強い香りや、濃厚な甘味を感じることができ、

アイスワインのようなまろやかな味わいのワインですよ。

ランブルスコ

次はイタリアの極限られた地域で栽培される黒ブドウ品種です。

このランブルスコを使って造られる甘口の赤スパークリングワインは、

アルコール度数が低く、微炭酸のものが多いので、ブドウの酸味とフルーティーな甘さで渋味も少なく飲みやすくなっています。

ドルンフェンダー

ドルンフェンダーは1955年に誕生した黒ブドウ品種で、ブドウの品種の中ではまだ比較的新しい品種なんです。

ドランフェンダーで造る赤ワインは甘口のものが多く、果実味が豊かです。

そのため、渋味も少なく赤ワインが苦手な場合でも飲みやすく感じられますよ。

デザートワインがどれなのかを知るには、ワインのラベルを見ることで分かるということですね。

 

デザートワインの飲み方

基本的にデザートワインはよく冷やして飲みます。

冷やす温度の目安は産地やワインの種類によって異なりますが、7度前後を目安にするといいですよ。

飲むタイミングは、

  • 食前に飲む
  • 食後のデザートと一緒に飲む
  • デザートの代わりとして飲む

といった食前、食後に飲まれることが多いようですね。

もちろん食事と一緒に飲んでもいいです。

その場合、フォアグラやブルーチーズといった濃厚な味わいの料理や食材と合わせると美味しいですよ。

デザートと一緒に食べる場合もチーズケーキなど、濃厚な味のものと組み合わせるのがおすすめです。

 

おすすめのデザートワイン

世界には、たくさんのデザートワインがあることがわかりました。

その中でも特におすすめのデザートワインをご紹介します。

貴腐ワイン

貴腐ワインの中で最もおすすめなのがシャトー ディケムです。

化学肥料を使わないブドウの栽培や、手摘みで行われる収穫、丁寧な管理の元行われる樽発酵と手間をかけて造られるので、

高級品でお値段も高価なワインでもあります。

味はパイナップルやハチミツのような濃厚な味わいに加え、レモンのような爽やかさも感じられます。

アイスクリームとの相性も良いですよ。

シャトー・ディケム[1999]ハーフ 貴腐ワイン 白(甘口) [375ml] A.O.CソーテルヌCh.d’Yquem(シャトー・イケム)

アイスワイン

アイスワインのおすすめはVita カベルネです。

カナダで造られたアイスワインで、糖度が35度以上で収穫されたブドウだけを使って造られていて、上品な甘さが魅力です。

Vita(ヴィタ) カベルネ アイスワイン 200ml カナダ産 デザートワイン

ロゼワイン

ロゼワインのおすすめはフランスで造られたギィ・サジェ ロゼ・ダンジュです。

ベリー系のフルーティーな甘さで、サッパリと感じられますよ。

【赤い果実の香りの甘口ロゼ】ギィ・サジェ ロゼ・ダンジュ [ NV ロゼワイン 甘口 フランス 750ml ]

スパークリングワイン

微炭酸のワインでおすすめなのが、オーストラリア産のイエローテイル モスカートです。

このイエローテイルは、世界で最も愛されるワインブランドに選ばれたそうです。

お値段も安く、スーパーでも売られているのを見かけるくらいお手軽なワインですよ。

イエローテイル モスカート [ 白ワイン 甘口 オーストラリア 750ml ]

赤ワイン

赤ワインの中でのおすすめは日本の長野県で造られているデザートコンコードです。

甘口のワインはアルコール度数が低くなるとお伝えしましたが、このワインは甘口なのにアルコール度数も16%と高いのが特徴です。

デザートコンコードは甘口なのにアルコール度数が高いと覚えておくといいですね。

甘さは欲しいけれどアルコール度数もしっかりあるワインがいいという場合はこのワインがピッタリです。

井筒ワイン デザートコンコード [ NV 赤ワイン ミディアムフルボディ 日本 720ml ]

まとめ

今回はお酒やワインの独特の苦味があまり得意ではないという場合でも、飲みやすい

甘味が強く、アルコール度数の低いデザートワインについてご紹介しました。

白ワインやロゼワイン、スパークリングワインだけでなく、赤ワインにもデザートワインの呼ばれる甘口のワインがあるのは驚きですね!

ぜひ、今までワインを飲まなかったあなたも、この記事をきっかけに、デザートワインに挑戦してみてはいかがでしょうか。

あなたの人生の中の楽しみが1つ増えるかもしれませんよ。

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