ワインに合うおつまみ・料理

ワインとチーズって本当に合うの?合わせるコツを味わいチャートで解説

ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。

選び方や注意点について記事書いてます
→「お店によって特徴が全然違う!?定期的にワインが届くサブスクを紹介

「ワインに合うおつまみと言えば?」

そう聞かれたとき、真っ先にチーズを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。

しかしながら「なんとなくワインとチーズを合わせたみたけどあまり美味しくなかった」ということも多く、

ワインとチーズの組み合わせに疑問を持つ人も少なくありません。

結局、両者の相性はどうなのでしょうか。

今回の記事では、ワインとチーズの相性や上手に合わせるコツ、チーズの種類ごとの特徴についてお伝えして参ります。

あなたがワインとチーズを一緒に楽しめるお手伝いになれば幸いです。

結局、ワインとチーズの相性はいいの?

結論、すべてのワインとチーズが相性がいいという訳ではありません。

一般的にチーズがワインと合う理由として、

  1. チーズのタンパク質が渋み成分と溶け合い、ワインの味をまろやかにしてくれる
  2. チーズの脂肪分が舌に膜を作り、ワインの酸味をマイルドに感じさせてくれる
  3. お腹にあまり溜まらないため、食前食後のおつまみにしやすい

などがあります。

しかしワインは世界で最も味と香りのバリエーションが豊富なお酒。

一方のチーズも世界中に1,000を超える種類があり、

ワイン × チーズ

両者の組み合わせはまさに無限大といえます。

その膨大な組み合わせの中には、まさにマリアージュ(相性のいいワインと食べ物がお互いの価値を高めあうこと)といえるものもあれば、

逆に互いの足を引っ張りあうような、相性の悪いものもあります。

ワインとチーズを一緒に食すときにはそれぞれの個性を踏まえることが不可欠なのです。

合わせ方3つのポイント

ワインとチーズの具体的な相性の前に、組み合わせを考える上での3つのポイントをお伝えします。

熟成したチーズに銘醸ワインはNG

厳選されたブドウから造られ、上品で繊細な香りを持つワインのことを「銘醸ワイン」といいます。

こういったワインにいわゆる熟成の進んだ、いわゆるクセの強いチーズを合わせると

せっかくのワインの優雅な香りを殺してしまいます。

熟成したチーズと合わせるなら、その濃厚な味と香りに負けない

  • 甘みや渋みがしっかり感じられるワイン
  • アルコール度数が高いワイン
  • ワイン以外ならブランデーやウイスキーなどの強いお酒

などがおすすめです。

塩味の強いチーズには酸味の強いワインを

ブルーチーズなど塩味が強いチーズには、しっかりとした酸味が感じられるワインがおすすめです。

酸味の弱いワインでは、チーズの強い塩味のせいでワインの味がまるでわからなくなってしまいます。

具体的なブドウ品種で言うと赤ワインならピノ・ノワール種やガメイ種など、

白ワインならリースリング種のワインなどがおすすめです。

脂肪分の多いチーズには渋めのワインを

ワインと料理の相性全般で同じことが言えますが、

軽めのワインと軽めの料理、重いワインと重い料理を合わせるのは非常に有効です。

チェダーチーズやクリームチーズなど脂肪分の多いチーズには、

渋みがはっきり感じられるフルボディの赤ワインなどがよく合います。

チーズの種類とワインの相性

チーズはその製法によって、以下7種類に分類されています。

  1. フレッシュ
  2. ウォッシュ
  3. シェーブル
  4. 白カビ
  5. 青カビ
  6. ハード
  7. セミハード

組み合わせるポイントがわかったら、具体的にチーズごとの特徴を見ていきましょう。

チーズの種類別味わいチャート

チーズの種類ごとの味わいをチャート化しました。

種類ごとの詳しい特徴は後ほどお伝えしますが、よかったらこのチャートをスクリーンショットしておいてください。

無理に一回でチーズの特徴を覚えきらなくても、お店でチーズやワイン選びをするときに役立つと思います。

フレッシュ

塩味      ★★☆☆☆

クセの強さ   ★★☆☆☆

白ワインと   ★★★★★

赤ワインと   ★★☆☆☆

製法

牛乳に乳酸菌と凝固作用のある酵素を入れ、攪拌によって水分を抜くとできる白いかたまりがフレッシュチーズ。

他のチーズと違い熟成させません。

他のすべてのチーズはフレッシュチーズを加工したものです。

どんなチーズ?

モッツアレラやクリームチーズはフレッシュチーズの一種です。

総じてクセがなく塩味も少ないので、チーズが苦手な人でも食べやすいです。

白ワイン全般と相性が良く、赤ワインならライトボディのワインとお召し上がりください。

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ウォッシュ

出典:エノテカオンライン

塩味      ★★★★☆

クセの強さ   ★★★★★

白ワインと   ★★☆☆☆

赤ワインと   ★★★★☆

製法

ウォッシュとは「洗う」の意味。

フレッシュチーズの表面に酒や塩水を何度もかけながら熟成させます。

どんなチーズ?

表面に塩味があり、中身はクリーミー。

独特の香りと強いクセがあり、通好みのチーズと言われます。

渋みの効いたフルボディタイプのワインと合わせるのがおすすめです。

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シェーブル

塩味      ★★★☆☆

クセの強さ   ★★★★★

白ワインと   ★★☆☆☆

赤ワインと   ★★★★☆

製法

シェーブルとは山羊(ヤギ)のこと。

山羊の乳から作ったチーズ全般のことをシェーブルチーズと呼んでいて

熟成させないもの・させるもの、白カビを付着させたものなど、その製法は様々です。

どんなチーズ?

製法に関わらず山羊乳特有の強い香りがあります。

味の傾向としては酸味があるものが多く、「ヨーグルトみたいな味」という感想を持つ人が多いです。

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白カビ

塩味      ★★★☆☆

クセの強さ   ★★★☆☆

白ワインと   ★★★★☆

赤ワインと   ★★★★☆

製法

フレッシュチーズの表面に白カビを付着させたうえ、熟成させます。

どんなチーズ?

日本ではカマンベールチーズが特に有名。

表面の白カビは特有のクセがあり、中はとろりとしています。

ほどよい風味と塩味で、比較的いろんなワインと合わせられます。

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青カビ

塩味      ★★★★★

クセの強さ   ★★★★★

白ワインと   ★★★☆☆

赤ワインと   ★★★★☆

製法

白カビと違いチーズの表面だけではなく、内部にも青カビがついています。

あらかじめ青カビを牛乳にまぜた後、発酵させてチーズにします。

どんなチーズ?

ブルーチーズという呼び方もされ、ゴルゴンゾーラなどが有名です。

塩味・クセが非常に強いチーズで、しっかりとした酸味・渋みのあるワインでないとチーズの味に負けてしまいます。

またハチミツをかけて甘口の白ワインと合わせるのもオススメです。

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ハード

塩味      ★★★★★

クセの強さ   ★★★☆☆

白ワインと   ★★★☆☆

赤ワインと   ★★★★☆

製法

フレッシュチーズを攪拌・加熱・乾燥などにより水分を抜いた後、熟成させます。

熟成期間は長く、製造から商品化するまでに最長一年程度。

どんなチーズ?

チェダーチーズや、粉チーズとして使われるパルメザンチーズもハードタイプの一種です。

水分がなく固い食感、濃い味付けのものが多いです。

白ワイン、赤ワインともに果実味や酸味の強いタイプのワインとの相性が良好です。

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セミハード

塩味      ★★★★☆

クセの強さ   ★★☆☆☆

白ワインと   ★★★★☆

赤ワインと   ★★★☆☆

製法

基本的にはハードチーズと同じく、フレッシュチーズから水分を抜き固くして作ります。

ハードチーズよりは水分を多く残すため少し柔らかく、熟成期間は半年程度です。

どんなチーズ?

味や香りはハードチーズと似た傾向ですが、塩味・クセともにハードチーズよりもマイルドで食べやすいです。

果実味、酸味のあるワインと一緒にお楽しみください。

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まとめ

  • すべてのチーズがワインと相性がいい訳ではない
  • チーズとワインを合わせるときは、互いの個性を踏まえて選ぶ
  • 熟成が進んだクセの強いワインに銘醸ワインはNG
  • 塩味の強いチーズには酸味の強いワインを
  • 脂肪分の多いチーズには渋みの強いワインを

チーズはワインに負けず劣らず個性派ぞろいの食品。

でもしっかりポイントを押さえれば難しい調理なしでワインとのマリアージュが楽しめる

とっても頼もしいワインのお供なんです!

ぜひ次にワインを飲むときにはチーズとの組み合わせにもチャレンジしてみてください。

チーズ選びに迷ったら、今回紹介したチーズの味わいチャートと各チーズの特徴を是非参考にして下さいね。

これからも素敵なワインライフをお過ごしください。

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