ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。
選び方や注意点について記事書いてます
→「お店によって特徴が全然違う!?定期的にワインが届くサブスクを紹介」

いろいろなワインを飲んでいると、
「あのワインの名前を忘れてしまった」「このワインはどんな味だったっけ?」ということがありませんか?
でも、飲んだワインのラベルを毎回はがして保存するのは大変です。
飲んだワインは、できるだけ気軽に記録できるに越したことはないですね。
そんなあなたには、アプリの活用がとてもオススメです。
そこで今回は、ワイン記録にとても役立つアプリについて、見ていきたいと思います。
ワイン記録にアプリを使うメリットは?
まず、ワインの記録にアプリを活用することで、どのようなメリットがあるでしょうか?
以下で詳しく見ていきましょう。
気軽に記録できる
一番のメリットは、あなたがお持ちのスマートフォンにアプリをダウンロードしておけば、飲んだワインの記録が気軽にできることです。
ワイン記録のアプリは、ラベル画像だけでなく飲んだ日や場所、あなたが感じたコメントや評価などが、簡単に登録できるものがほとんどです。
ノートの場合は、手書きだと記録にどうしても時間がかかるので、もしお店や外で気になったワインを見つけたとしても気軽に記録できません。
アプリを使えば、ラベル画像や簡単なコメントなら気軽に記録できるので、リマインド用のメモとして記録を残すこともできるようになります。
記録を簡単に見直せる
アプリなら、記録だけでなく見返す時も簡単に検索して見ることができます。
ノートに手書きだと、肝心な時にノートを持ち歩いていないことや、探したいワインの情報がすぐ見つからないこともあります。
アプリなら「あの時飲んだワイン何だっけ?」という時でも、すぐにアプリで見直すことができます。
また、飲んだワインについてのコメントや評価を記しておけば、次回ワインを選ぶときの参考にすることもできます。
もしワインの記録を修正したい時でも、アプリは簡単に修正ができる点は大きなメリットですね。
記録した以上のデータも参考にできる
アプリによりますが、あなたが記録したワイン情報以外で、他のデータも見ることができるようになります。
ワインの記録を残すだけで、例えばそのワインに合う料理、購入できる販売サイト、販売価格、あなたの好みの傾向なども自動的に表示されます。
これらの記録を参考に、同じワインを購入してより美味しく楽しむ方法を試してみたり、次回のワイン選びに役立てることができると、
ワイン選びが今よりもっと楽しくなるかもしれませんよ。
他のユーザーのコメントも参考にできる
アプリには、飲んだワインの香り・味わいやコメントを、他の人がどう評価しているかをチェックできる機能などもあります。
これは、あなたがテイスティングノートをつけているだけではできない、アプリならではの特性ですね。
ワインの香り・味わいや特徴のコメントを、他の人がどう感じているかをチェックできるのは、
同じワインを飲んだとき、あなたも同じことを感じたか確認できるだけでなく、
「こんな表現やコメントもあるのか」と新たな発見もあって、面白いですよ。
またアプリによっては、ワイン好きユーザーと繋がることもできます。
ちなみに、あまりコメントを公開したくない方には、あなたが飲んだワインのデータを非公開にすることもできます。
アプリを使う時に注意したい点は?
紹介してきた通り、ワイン記録に便利に使えるアプリですが、使う時に注意しておきたい点もあります。
以下に見ていきましょう。
アプリのID・パスワードは忘れずに
ワインの記録アプリに限ったことではないですが、
スマートフォンの故障や紛失した場合は、普段使っていたスマートフォンでアプリが開けなくなってしまいます。
アプリで登録したID・パスワードは、万が一のために紙でメモを取っておくことをオススメします。
パスワードの管理ソフトをお持ちの方は、そちらを使ってもいいですね。
データは、ID・パスワードさえ覚えていれば、別の端末からアプリを開くことでこれまでの記録を見る事ができます。
もっともID・パスワードは、たとえ忘れてしまったとしても再発行はできますが、
手間を考えると、これまでのID・パスワードを使った方が楽だと思います。
意外とワインが覚えられないかも
ワイン記録アプリは、気軽に記録できて見返す時も簡単なのがいいのですが、
便利すぎて手間がかからない分、ワインを覚えたいという方にとってはデメリットでもあり、意外とワインが覚えられないかもしれません。
学生時代、学校の授業で、分からない単語を分厚い辞書をペラペラめくって調べてましたね。
面倒な手間をかけることでしっかりと記憶に残り、後でまた同じ単語に出会ったとしても、しっかりと覚えるものでした。
ワインの記録も元々は、瓶からワインのラベルを剥がしてノートに貼り付け、その脇に自分の感じた香りや味わいのコメントを書きためて、
自分だけのワインテイスティングノートを作るものでした。
飲んだワインをわざわざ自分でノートに書き込むこの作業、とても面倒ではあるのですが、記録でなく記憶にも残るというメリットがあります。
「あの時貴重なブルゴーニュワイン飲んだな」といった曖昧な記憶ではなく、「ブルゴーニュのここで、ヴィンテージはこの年で、造り手は・・」
など、飲んだ時の情景も含めて、細かい点までしっかりと覚えているようです。
アプリで記録する場合、便利で気軽な分、それに甘えてしまわないように意識はしておきたい所です。
ちなみに、ワインのラベル剥がしとテイスティングノートについては、以前詳しく紹介してますので、参考にしてみてください。
ワインのエチケットをお洒落に保存したい!簡単なはがし方も解説
ワインのテイスティングノートで身につく、共感し合えるワインの表現
ワイン記録アプリの選び方
ワインのアプリには、記録用とは別で学習用というものもあります。
学習用アプリは、ワイン資格試験の勉強用に最適な「VINOLET」や、ワインに関する記事や情報が充実している「WIne-Link」など、
ワインの知識や情報を知りたい人向けのアプリです。
ダウンロードして使ってみればすぐに違いは分かりますが、
あなたが飲んだワインを記録したいのでしたら、記録用のワインアプリを使いましょう。
またアプリを選ぶ際は、写真認識機能がついているものを選ぶと、
ラベルの写真を撮るだけで、ワインのデータをスキャンし、ワイン名まで自動入力してくれるのでとても便利です。
英語やフランス語で書かれているワイン名を、いちいち手入力するのはかなり面倒です。
中にはワイン名だけでなく、ブドウ品種や、生産地まですぐに表示されるものもありますよ。
また、記録用のアプリでも日記のようにコメントを記すタイプもありますし、手軽な5段階評価などのタイプもあり、種類は様々です。
アプリによって機能や使い勝手、レイアウトの見やすさは様々なので、自分に合った記録方法のアプリを選んでくださいね。
ワイン記録にオススメのアプリ5選
それでは最後に、私がオススメする、ワイン記録用のアプリを紹介したいと思います。
今回紹介するアプリは、ワインの記録には無料で使えるものです。
アプリによって機能や使い勝手は異なりますので、まずは試しに使ってみて、あなたが気に入ったアプリを見つけてみてはいかがでしょうか。
アプリ名 | 価格 | アプリのタイプ | 評価方法 | 情報交換 |
Vivino | 無料 | 記録・管理 | テイスティングコメント、5段階評価 | あり |
ワインコレクションLite | 無料 | 記録 | テイスティングコメント | あり |
Vinica | 無料 | 記録 | テイスティングコメント、5段階評価 | あり |
ワインダイアリー | 無料 | 記録 | テイスティングコメント、5段階評価 | あり |
CellWine | 無料 | 記録 | テイスティングコメント、5段階評価、総合評価(100点満点) | あり |
世界中でユーザーがいる「Vivino」

Vivinoは、世界中で人気の高いワインアプリです。
このアプリの特徴は、記録のしやすさです。
カメラ機能でワインのラベルをスキャンすると、
ワイン名、生産地、ブドウ品種、市場価格、ワインと相性のいい料理まで自動表示してくれます。
ワインの登録数も多いため、ワインの価格や産地といった情報が的確に表示・検索できるので、
有名ワインだけでなく、あまり知られていないワインを飲む方にもオススメです。
あなたが記録した評価は、他のユーザーとも共有できます。
気になるユーザーをフォローして評価を閲覧するなど、SNSのような使い方もできます。
Vivinoユーザーの評価が高いワインの検索や、料理から相性の良いワインの逆引きなど、
さまざまな切り口からワインを検索できて、ワインの楽しさを発見できるアプリです。
価格:無料/タイプ:記録・管理/方法:テイスティングコメント、5段階評価/情報交換:あり
グラフで好みを分析「ワインコレクションLite」

ワインコレクションLiteは、初心者から上級者まで、ワインの記録が簡単にできるアプリです。
ある程度有名なワインなら、ワインのラベルを撮影することで、そのワインの名前や生産地域を自動で入力してくれます。
ワインの記録をコレクションとして見ることはもちろん、あなたが飲んだワインはどこの国が多いのか、どのような種類を飲む傾向など、
月々の消費本数などと合わせて、あなた独自のワインデータを見られるのも、楽しいですね。
あなたが好むワインの傾向を知りたい人に、オススメのアプリです。
ワインのテイスティングコメントも、細かい部分まで記録することができ、
ワイン名、造り手名、生産地などのワインの基本情報はもちろん、ブドウ品種や香り、飲んだお店まで登録することが可能です。
外で飲むことが多い方は、お店も登録しておけば「この美味しいワインどこで飲んだっけ?」と思い出したい時に便利ですね。
また、リストアップしたワインもグラフで分析してくれます。
あなたのワインの好みを知りたいという方には、オススメのアプリですよ。
SNSで交流したい人は「Vinica」

Vinicaの特徴は、コミュニティ機能です。
リアルタイムでワイン好きな人と情報交換できたり、ワイン情報を知ることができるワインアプリです。
コメントを残したり、「いいね!」なども付けることができるので、ワイン好きとの交流も深めることができます。
投稿されたワインは、Amazonや楽天市場のホームページに飛んで購入することもできます。
Vinicaにはコアなワイン愛好家の方が多く、グループワイン会などで飲んだ感想をコメントしている事も多いようです。
日本のサイトで評価の絶対数が少ないことと、
評価点やコメントが一つのグループで固まっていることがあり、評価が偏っていることもあるので、
評価点が正しい評価かどうかの判断が難しい時もあります。
しかし、日本人の味覚に合うワインを探したり買うとき、一押しになるコメントを見つけられたりするので、
あなたがワインを買いたい時に、参考にできる点が多いアプリかもしれません。
テイスティング日記ができる「ワインダイアリー」

ワインダイアリーは、その名の通り気軽にテイスティング日記がつけられるアプリです。
レイアウトがシンプルかつ見やすい作りで、テイスティングコメントを頑張って書く必要がなく、続けやすいのがアプリのメリットです。
またユーザーが多いワインアプリの中には、外国語対応で分かりづらいものもありますが、
ササっとコメントを付けて、ワインを記録したい方にオススメです。
また、ワインダイアリーは日本語のみの対応なので、私たちにも読みやすく使いやすいです。
日本語の口コミも豊富にあるので、参考にできるレビューもたくさんあります。
もし、他のユーザーと情報を共有したくない場合は、ワインごとで共有設定することができます。
味や香りを細かく記録できる「CellWine」

CellWineは、ワインの記録だけでなく管理にもオススメのアプリです。
例えばあなたが、複数のワインセラーに何本ものワインを保管している場合でも、ワインのラベルをスキャンするだけで、
複数のワインセラーのワインが、アプリで一括管理することができます。
また評価でありがちな5段階評価で物足りない方には、100点満点方式での評価を入れられます。
味わいや香りも細かい選択項目があり、
特に香りの項目は、ソムリエやエキスパートの二次試験対策としても使えそうなくらい、多くの表現項目から選択できます。
ワインを飲んで、表現を勉強しながら記録したい方にもオススメです。
またワインによく合う料理も紹介してくれるので、よりワインを美味しく楽しみたい人に人気のアプリです。
また、記録したワインの傾向から、お好みに合うワインも提案してくれるので、新しいワイン探しにもオススメです。
まとめ
今回は、ワイン記録用のアプリについて、見てきました。
アプリを使えば、記録・閲覧が気軽にできるだけでなく、
あなたが好むワインの傾向やワインに合う料理、他のユーザーの意見も参考にできるなど、様々なワインの楽しみ方が見つけられるかもしれません。
アプリをうまく使って、気軽にあなただけのワイン記録を作り、より楽しくワインを知っていけるといいですね。
ワインを定期的に届けてくれるサブスクサービスは、店によって全然特徴が違います。
選び方や注意点について記事書いてます
→「お店によって特徴が全然違う!?定期的にワインが届くサブスクを紹介」